Voigtlander(フォクトレンダー)のフルサイズ用超広角短焦点レンズ、Heliar-Hyper Wide 10mm F5.6 Aspherical(ヘリアーハイパーワイド10ミリF5.6アスフェリカル)を購入しました。
VoigtlanderのMFレンズとして、フルサイズ対応としては画角130度の、世界最広角のレンズ(魚眼レンズ除く)です。
かばんの中に入れても邪魔にならない大きさなので、旅行のときなどにスパイスの効いた撮影を楽しんでいます。
Heliar-Hyper Wide 10mm F5.6 Aspherical(ヘリアーハイパーワイド10ミリF5.6アスフェリカル)について
Heliar-Hyper Wide 10mm F5.6 Aspherical(ヘリアーハイパーワイド10ミリF5.6アスフェリカル)は、EマウントとVMマウントが準備されており、Eマウントのほうが定価でおよそ20,000円高価です。
このレンズは歪曲収差が極限まで補正され、超広角で発生しやすい周辺の色収差を軽減するなど、ソニーEマウントセンサー向けに最適化された光学性能となっています。
電子接点も装備されておりExifデータの記録はもちろんのこと、フォーカスリングを操作したときに液晶画面で拡大表示され、正確にピント合わせができます。
また、画角は130度もあり、適当に構えると足元が写ってしまうほどです。
そして、強烈なのはそのパースペクティブです。
「自分にはそんな超広角なんか使いこなせない」
などと、購入前に否定的な意見もたくさんうけましたが、楽しければいいのです。使う前から、もっともらしい理由をつけて使わないのはもったいないですね。
Heliar-Hyper Wide 10mm F5.6 Aspherical(ヘリアーハイパーワイド10ミリF5.6アスフェリカル) スペック
焦点距離 | 10mm |
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最小絞り | F22 |
画角 | 130° |
レンズ構成 | 10群13枚 |
絞り羽根枚数 | 10 枚 |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大径×全長 | φ67.4×68.5mm |
重量 | 375g |
電子接点 | あり(フォーカス拡大機能,Exif情報対応) |
レンズ補正をONにすることで、周辺光量落ちを軽減することができます。MFレンズとはいえ、最近のレンズとして扱うことができ、オールドレンズとは一味違う楽しみ方ができます。
Heliar-Hyper Wide 10mm F5.6 Aspherical 外観
Heliar-Hyper Wide 10mm F5.6 Aspherical は世界一の広い画角を持つレンズとしては、とてもコンパクトに仕上がっています。
固定式のフードが付いています。レンズキャップは、はめ込み式の専用品となります。
非常にコンパクトな外観をしています。スナップ感覚で撮ると意外な写りをして楽しいです。構えずにそういう使い方が合うのではないでしょうか?
この画角で、375g(カタログ値)の軽さです。レンズが増えがちな撮影旅行で威力を発揮します。
Heliar-Hyper Wide 10mm F5.6 Aspherical(ヘリアーハイパーワイド10ミリF5.6アスフェリカル) 描写性能
とはいえ、どこかで見たような写真しか撮れないのでまだまだ修行が必要です。
130度も画角があると、少し気を抜くと脚が写ってしまいますし、その状態からでも空まで余裕でカバーしてしまいます。
メインの被写体を中央に持ってくることで、10mmという広い画角を楽しめます。
少し絞っておくだけで、深い被写界深度のおかげでピントリングはほとんど触っていません。
被写体が近くにある時以外は、シャッターを押すだけの撮影になっています。
同じような、消失点の写真しかありませんが、強烈なパースペクティブを付けた撮影もしてみたいと思います。
やりすぎもワザとらしくなるので、パースペクティブをうまく利用できるような写真を心がけることが必要になるでしょう。
まとめ
α7Sにつけて撮ることが多い、Heliar-Hyper Wide 10mm F5.6 Aspherical(ヘリアーハイパーワイド10ミリF5.6アスフェリカル)の紹介でした。
画角だけ見ると、とても難しいレンズに感じますが、「画角を使いこなさないといけない」と考えずに、ただ広い写真が撮れると気楽に使ってみてはいかがでしょうか。
思わぬ新鮮な写真が撮影できるかもしれません。