FE 24-70mm F2.8 GM
FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)は、ソニーの新しい高級レンズ「Gマスター」ブランドの大口径・標準ズームレンズです。
レンズ構成:13群18枚
最短撮影距離:0.38m
最大撮影倍率:0.24倍
フィルター径:82mm
大きさ:最大径87.6mm、全長136mm
質量:約886g
このレンズは、圧倒的な性能を実現したことで話題を集めているレンズで、解像力とボケ味のバランスが良く、もっとも高性能なレンズのひとつとされています。大口径レンズだけあり、相応に大きくて重いです。
そして、広角24mm~望遠70mmの焦点距離をカバーするフルサイズ対応の標準ズームレンズです。
Gマスターブランド
絞り開放F2.8通しの大口径・標準ズームレンズであり、ソニーが新たに展開しているプレミアムレンズ「Gマスター」ブランドの第一弾製品(2016年4月発売)のひとつです。
Gマスターは「高い解像力と美しいボケ味を高次元で両立すること」をコンセプトにした、ソニーのレンズライナップの中でも最高峰に位置する高級レンズです。
FE 24-70mm F2.8 GMは、そんなGマスターのコンセプトを象徴するような製品であり、新開発の超高度非球面レンズ「XA(exterme aspherical)レンズ」を含む計3枚の非球面レンズを採用するなどして、非常に高い描画力を実現して人気を集めています。
作りもしっかりしていて、かなり高性能な標準ズームレンズのひとつと言っていいでしょう。
ただ、87.6(最大径)×136(長さ)mmで重量は約886gと、ミラーレス用の標準ズームレンズとしては大きくて重いでしょう。
しかしそれを補って余りあるほどで、MTF曲線を見ても分かる通り、基本的な描写力に優れ、写りのいい写真が取れるレンズです。
写り具合
開放F2.8の明るさと描写力にこだわるのであれば、FE 24-70mm F2.8 GMはうってつけのレンズと言えるでしょう。
FE 24-70mm F2.8 GMは、細かいところの解像力が高く、絞り開放F2.8からシャープでエッジの立った描写で、高性能なレンズであることがよくわかるレンズです。
そして、開放でも点が点として写っていて、色収差やコマ収差をかなり抑えてくれるレンズです。
暗い場所で、焦点距離50mm、撮影距離50mm程度で撮影を行ったところ、細かいところの詳細感やエッジの立ち方などが、ややシャープさに欠けるもののより精鋭な描写になります。
さらに、FE 24-70mm F2.8 GMは、ボケの輪郭の色づきも少ないです。等倍切り出しの写真比較を行ってみれば、その色のにじみが抑えられていることがわかるはずです。
まとめ