2018年10月9日に東証でシステム障害がありました。
私はとあるネット証券を使い分けていますが、お昼のNHKニュースを見るまでぜんぜん気がつきませんでした。
2018年10月9日東証システム障害
東証システム障害 メリルリンチ日本証券のデータ誤送信が原因
2018年10月10日 17時29分
東京証券取引所で9日、売買システムの1つに障害が起き一部の証券会社で株式などの売買ができなくなった問題で、外資系の証券会社が大量のデータを誤って送信したため障害につながったことがわかりました。
東京証券取引所では9日、売買システムの1つに障害が起き、およそ40の証券会社で株式などの売買ができなくなる影響が出ました。
システムは10日朝復旧し、10日は通常どおり取り引きが行われました。
この障害について東証では一部の証券会社が数十秒の間に通常の1000倍以上のデータを東証に誤って送信したことが原因だとしていますが、関係者によりますと、送信したのは外資系の「メリルリンチ日本証券」だということです。
この会社は連休の間にシステムの改修を行ったということで、その際に不備があったと見られています。
メリルリンチ日本証券は「一連の問題の影響などを調査しているが、現段階ではコメントは控えたい」としています。
証券会社の中には障害の影響で1万件を超える注文が成立しなかったところもあり、各社は今後、本来成立していたはずの価格で取り引きを完了させるということです。
金融庁は東証から障害の経緯や原因について聞き取りを行って、どこに問題があったのかを調べ、今後の対応を検討することにしています。
NHK NEWS WEB より
通常の1000倍以上の規模で通信経路確認の大量の電文を送信したことで、サーバーがダウンしたようです。
そのような送信をしたメリルリンチは論外として、この障害に対応できた証券会社とできなかった証券会社があることに驚きました。
JPX 日本取引所グループの発表
JPXはこのような、発表をしています。
本日、株式売買システム(arrowhead)と証券会社システムとの間の接続に関し、一部経路に障害が発生しております。
同システムとの接続経路は複数存在し、証券会社の皆様には障害発生経路以外の接続経路への切り替えをお願いしているところではございますが、証券会社によっては接続に問題が生じている場合がございますので、ご留意ください。
なお、売買は通常通り行なわれております。
投資家の皆様にはご迷惑をおかけしておりますこと、お詫び申し上げます。
同システムとの接続経路は複数存在し、証券会社の皆様には障害発生経路以外の接続経路への切り替えをお願いしているところではございますが、
証券会社によっては接続に問題が生じている場合がございますので、ご留意ください。
サーバーは複数あるので、証券会社のほうで切り替えをすることで障害を回避できるということです。
なお、売買は通常通り行なわれております。
東証は普段どおり取引をおこなっていました。
証券会社の発表
野村證券
みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SMBC日興証券
大和証券
大和証券のスクショ撮り忘れましたが、私の口座は使えなくなっていました。
後日、PDFファイルを確認しました。
まとめ
障害がないことが当たり前として、万が一障害が起こったときに、自社のシステムならば、障害を教訓にして堅牢なシステムを構築していけます。
東証の接続部で起こった障害に、臨機応変に対応できる柔軟さが証券会社には必要です。持ち株が売るに売れない状況にならないように証券会社の選択は大切になってきます。