雨の日にロードバイクでサイクリングはしたくないものです。しかし、イベント当日が雨だとしたら簡単にDNSにできるでしょうか?
私はできません。遠方のイベントならなおさらです。
走行前の準備
イベントを走る場合と何日もかけて移動する長距離サイクリングでは、荷物を持つ必要が有るか無いかで多少違います。
レインウェア
レインウェアを考える時には、防水性と防湿性が重要になってきます。GORE-TEXなどのレインウェアがオススメです。
GORE-TEX素材のレインウェアなら雨天でも快適なサイクリングができる事でしょう。
そこをあえてオススメは、コンビニで販売されているビニールカッパです。1,000円以内の予算で防水性全振りのカッパが手に入ります。
何万もする高級レインウェアと違ってラフに扱う事ができますし、雨が上がれば廃棄する事も可能で荷物が増えません。
GORE-TEX素材のレインウェアはどうしてもかさばりますし、携帯性重視のレインウェアは防湿性に劣ります。
チェーンオイル
雨天用のウエットタイプを使用しましょう。晴天用のドライタイプを使用するとすぐに油膜が飛んでしまい、不快な音や走行抵抗の増大を招きます。
フッ素樹を配合のハーフウェットタイプのチェーン用防錆潤滑剤です。汚れが付着しにくいため、チェーンが汚れにくくなります。
オイルが低粘度でサラサラなため、抵抗が少なく感じ非常にスムーズです。水置換性、防錆性があり、雨天も晴天もいけるオールマイティなチェーンオイルです。
金属表面に付着している湿気を追い出すため、防錆に効果があります
チェーンオイルは漕ぎの軽さに直結するため色々使って試してきました。
今は急な雨にも対応できる、WAKO’S(ワコーズ) チェーンルブに落ち着いています。使い勝手も良くオススメです。
マッドガード
マッドガードを付けずに雨天走行をすると、水の巻き上げが大変な事になります。
後輪が巻き上げる水しぶきが、水だけなら問題ないのですが、砂や異物を大量に巻き上げています。
一日雨の中を走行した時のジャージの背中はドロドロに汚れているし、サドルの裏やキャリパーブレーキも砂が隙間にビッチリとこびりついています。
といってもロードバイクに大きなものを付けるのも大変なので、簡易型のマッドガードを準備しましょう。
バイクの見た目もそれほど悪くなく、後輪の巻き上げを大幅にカットしてくれるため、汚れ具合が大幅に違ってきます。
防水ケース
高価なケースは必要ありません。
雨天でなくても、汗対策として使用しているものです。
ヘッドライト・テールライト
ヘッドライト・テールライトは必ず装備しておきましょう。
雨天は自転車の存在が見えづらくなり、もし見落とされていると大事故につながります。
追突防止のため特にテールライトの点灯・点滅は必須になります。
私は、たまたま生きていますが本当に危ないので必ず点滅させましょう。ヘルメットとサドル下2ヶ所にランプを取り付け、点滅させています。
雨天走行の注意点
雨天走行は晴天時と違い、視線が下に落ちがちで障害物の発見が遅くなります。
先をよくみてマンホールなどの鉄の上の通過に気をつけましょう。まったくグリップしませんので斜めに入るとまず転倒します。
車体は、まっすぐ起こしてまっすぐ進入
通過中はハンドル操作を行わない
肩の力を抜いて加重移動も行わない
体温の管理にも注意しましょう。春や秋の雨は低体温症になる危険があります。
走行後のメンテナンス
雨天の走行後は砂やブレーキダストなどで、非常に汚れています。無理やりふき取るとキズの原因になりますので、水を使って洗車をおこないたいです。
しかし、遠征から帰るときなどは、すぐに洗車というわけにはいきません。
塗装で保護されていないチェーンなどはすぐに錆びが浮いてきますので、水置換性のある「ラスペネ」をチェーンや可動部分に吹いて水分を飛ばしておきます。
あくまで緊急用ですので、洗車をすませてから本格的に注油をする事をオススメします。