スマホの性能があがって、インスタなどのSNSでも素晴らしい一枚を目にすることが多くなりました。いろいろなインスタ栄えする被写体がありますが、今回は紅葉のかんたんな撮り方を紹介していきます。
また、iPhone XS Maxに搭載されているポートレートモードが紅葉に使えるのか撮り比べましたので、その差も作例で見ていただきたいと思います。
紅葉の撮りかた
紅葉のシーズンは、桜よりも良いタイミングが合わせづらいです。同じ場所でも色づきに差がある場合もあります。
だだしベストなタイミングに当たると後はじっくり撮ることができますので、納得がいくまで設定を変えてお気に入りの写真を撮りましょう。
スマホをしっかり持つ
紅葉に限らずしっかりスマホをもって、シャッターを押したときにぶれないようにしましょう。
とくにこの後で紹介する「AE/AFロック」を使ったときにカメラの位置が変わるとピントがずれてしまうことがあります。
スマホのピント合わせ方法
iPhoneの例ですと、ピントを合わせたい被写体を長めにタップすると、「AE/AFロック」がかかります。四角で囲まれた部分にピントと露出が合いますので、そのままシャッターを押して撮影します。
きれいに撮れたでしょうか?お気に入りの構図を探していろいろ撮ってみてください。紅葉は被写体が素晴らしいのでこれだけできれいな写真が撮れます。
スマホの露出を変えてみる
素晴らしい写真は撮れますが、今はみんなが高性能なスマホを持っているので同じような写真になってしまいます。
ほかの人と違う見違えるようなショットにするために、ここで少しだけひと手間くわえます。
先ほどの画像の中、ピントの横に太陽のスライダーがあります。このスライダーを上下に動かしてみましょう。
これだけで写真の明るさが変わり、紅葉を鮮やかにしたり、ふんわり柔らかく撮ったりすることができます。
露出の変化でイメージを変えてみる
写真の撮影は、見た目どおりの自然な明るさになるように、適正露出を心がけます。
適正露出以上の露出で撮影された写真は、露出オーバーになり不自然に明るく写ります。逆に、適正露出以下の露出で撮影された写真は、露出アンダーになり不自然に暗く写ります。
露出アンダーや露出オーバーの写真は失敗とされることが多いですが、一味違う写真を撮影するために、わざと露出をはずす撮影方法があります。
露出をあげたハイキー写真(スマホとフルサイズ機)
意図的に露出オーバーに撮影されたものをハイキーといい、さわやかな感じ、ふんわりとしたゆるい写真になります。
先ほどのスライダーを上にした状態(ハイキー)の写真を貼ってみます。
作例1
作例2
作例3
作例のうちどれが、iPhoneで撮られたものかわかるでしょうか?
これは、iPhone XS Maxの通常の写真、iPhone XS Maxのポートレートモード、SONY α7RⅡ+SONY FE 16-35mm F2.8 GMで撮った三枚の写真です。露出をあげて柔らかい写真になるように心がけました。
スマホで鑑賞するのでしたら違いはほとんどわからないです。
パソコンの画面で等倍にするとスマホではフルサイズ機に勝てません
作例1iPhone XS Maxのポートレートモード
作例2iPhone XS Maxの通常の写真
作例3SONY α7RⅡ+SONY FE 16-35mm F2.8 GM
露出をさげたローキー写真
意図的に露出アンダーに撮影されたものをローキーといい、重厚な、かっこいい写真になります。
先ほどのスライダーを下にした状態(ローキー)の写真を貼ってみます。
作例4
作例4iPhone XS Maxのポートレートモード
スマホの露出を変えるだけで、これだけイメージが変わります。一味違う写真になることがわかります。
足元も見てみよう
作例5
作例5iPhone XS Maxのポートレートモード
まとめ
iPhone XS Maxに最初から付属のカメラアプリでこれくらいのことはできます。iPhone XS Maxのカメラアプリは「AE/AFロック」と「露出」くらいしかすぐに設定できません。HDRも設定の奥のほうに行ってしまいました。
必ずスマホは身につけているものです。カメラの機能を少し使うだけで見違えるような写真になりますので、設定を覚えて思い出ショットをたくさん残しましょう。