カメラ

【初心者撮影】難しい設定無しでも失敗しない簡単なホタルの撮り方

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ガチなカメラマンでなく、ゆるいカメラマン向けに、難しい設定無しで簡単に蛍を撮影できる方法を紹介したいと思います。

5月下旬から7月上旬にかけて、蛍の観賞シーズンになります。

毎年、この時期になると蛍見学に行かれる方も多いと思います。蛍をカメラで撮ってみたいと思われたこともあるのではないでしょうか?

日が暮れていくにつれてだんだんとホタルが飛び始めます。この時期だと日没がだいぶ遅くなっていますので、だいたい19時くらいを目安に現地入りをしましょう。

ゆっくりくん
ゆっくりくん
暗くなる前に場所取りを・・・

蛍撮影の準備

まわりに自慢したくなる程度の写真を撮ることが大前提なので、スマホアプリとかでは厳しいかもしれません。

私はスマホで蛍を撮影したことがないのでわかりませんが、蛍撮影中にiPhoneの連写音がシュバババって聞こえてくる事があります。撮れる写真は真っ暗なのでしょうが・・・

カメラ

シャッタースピードの調整ができるカメラが必要です。

あとは、できるだけ明るいレンズ(f値の数字が小さい)と、高感度に強い(ISOの値が大きい)カメラが撮影の幅が広まりますのでオススメです。

コンデジならRX100シリーズなどが好適だと思います。

三脚

三脚は必須になります。頑丈な三脚がオススメですが、カメラとのバランスがとれていれば問題ありません。

レリーズ

あったほうがシャッターを押すときに楽です。ブレ防止のためのセルフタイマー代用は、光でカウントダウンするカメラもありますので注意が必要です。

アプリ

無料でかまいませんので、比較明合成アプリが必要です。私はWindowsのフリーソフトでSiriusComp(しりうすこんぷ)を使っています。

http://phaku.net/siriuscomp/ ( 外部リンク SiriusComp )

スマホのアプリでも無料で比較名合成ができますので、アプリを検索してみましょう。

スマホで合成することができたら、すぐにシェアすることができるので便利です。

蛍の生態

蛍の寿命

蛍の成虫になってからの寿命は1週間ぐらいです。毎年観賞できるように捕獲などしないようにしましょう。

虫除けスプレー、タバコの吸殻も厳禁です。

飛び始める時間帯

蛍が飛び始めるのは日没後から2時間くらいです。蛍も疲れてきてそれくらいで休憩に入ります。だんだんホタルの数が減ってきて草や樹木などにとまり、光を出すのをやめてしまいます。

夜中もまた飛び始めるみたいですが、撮影には向きません。(後述します)

良い気象条件

月明かりがない、

雨上がりで湿度が高い、

風が強くない、

などの条件が揃うときに活発に活動します。

撮影

撮影前の準備

日没前に構図を決めて三脚を立てておきましょう。一回決めた構図は撮影終了まで絶対に動かしません。この構図がその日の写真をほぼ決めてしまいます。早めに三脚を立てお気に入りを撮っておきましょう。そのため夜中に飛び始めた蛍の撮影は難しくなると思います。

必ず蛍が草から出てきて飛び始めるまでに背景を撮っておきましょう。

背景を撮り終えたらマニュアルフォーカスにしておきます。もちろんマニュアルフォーカスで背景を撮っても構いません。

蛍が乱舞する前に撮っておいた背景

 

少し蛍が飛んでいますがこれくらいなら大丈夫です。

蛍が飛び始めたら

シャッタースピードを変えてみながらいろいろ撮ってみましょう。数で勝負です、とにかく撮りまくりましょう。

30秒シャッターを開く場合は、明るくなりすぎないようにISO感度を低くしましょう。私はISO400くらいから様子を見ています。

また1/30秒や1/60秒になると真っ暗になってしまいますので私はISO25600程度で蛍の光をとりこめるようにISO感度を調節しています。

同じシャッタースピードの撮影を最低20枚は撮っておきましょう。シャッタースピードを変えてまた20枚というふうに撮っていきます。蛍が活発なのは日没から90分程度ですので頑張っていろんなパターンで撮っておきましょう。

撮影後、比較明合成

撮影が終了したら、いよいよ合成していきます。

いろいろなパターンで撮影した蛍を重ねていきましょう。

15秒、ISO400、で撮影した写真を6枚比較明合成。

 

わかりやすくするために、やりすぎぐらい重ねています。シャッタースピードを、長くすると蛍の光跡が見えます。まさに乱舞といった趣きです。

 

1/30、ISO25600、で撮影した写真を8枚比較明合成。

 

シャッタースピードが短くなると、蛍の光は点になっていきます。私はこちらの方が実際の記憶に近くて好きな撮影方法です。

まとめ

好みの背景を決めて撮っておきましょう。

あとはいろんなパターンで蛍を撮って重ねるだけです。

カメラをいろいろな方向に構えて、たくさん撮りたいと思うかもしれません。しかしシャッターを長く開けることは周りの人工的な光が飛び込んでくるリスクがともないます。

いい感じで蛍が飛んでも、車のライトやテールランプ、見学者がLEDライトを照らせば水の泡です。

お気に入りの背景さえ撮れれば、あとは必ず数撃った写真の中に良い感じで撮れている蛍がいるはずです。

蛍の簡単な撮影方法は以上です。周りの人が喜んでくれるような、蛍の写真を撮るヒントになってもらえれば嬉しいです。

ゆっくりくん
ゆっくりくん
ホタルの光跡はテンション上がるな
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