バッテリーという消耗品を交換するために、ボディを外さないといけないというありえない車C4コルベット。世界一めんどくさいと言われているC4コルベットのバッテリー交換をおこなってみました。
アメリカで売られているバッテリーは10年くらい持つのでしょう・・・
C4 CORVETTE バッテリー交換
バッテリーは、サイドパネルの奥にあります。写真のウインカーの位置の奥です。
このC4コルベットは1994年式ですが、行き当たりばったりのマイナーチェンジでバッテリーの上にABSのユニットなどいろいろ乗っかっています。
あらかじめバッテリーを準備します。C4コルベットの型式CY15Bで探しましょう。
ACDelco 75-6MF サイドターミナルが適合しますが、少しでも安いバッテリーを購入しました。75-550が互換バッテリーの同等サイズになります。
75-6MF または 75-550
ターミナルのキャップが付いているバッテリーが今回購入した物になります。
取っ手が付いていて、持ち運びしやすい形状になっていますが、取り付けするときは何の役にも立ちません。
このギリギリに取り付けられたバッテリーを外していきます。
覚悟を決めたらサイドパネルを外していきましょう。
ボンネットを開けたたら、サイドパネルを止めてあるネジがあります。
上部はこのネジだけで止めてあります。
サイドのネジを外していきます。止めてあるネジはタイヤハウスの中にあります。
下のネジを外そうとしたら、エアロパーツが邪魔をしていることが発覚しました。
エアロパーツを外していきます。
エアロパーツを外して、下部についているネジを外しました。
ネジはひとつです。簡単に書いていますが、私の太い指で取り外すのは相当苦労しました。
大柄なアメリカ人はもっと苦労するはずです。
その後、衝撃の事実が発覚しました。
下部のネジは全部外さなくても緩めるだけでサイドパネルが取り外しできるようになっていました。
ここで、やっとバッテリーと対面する事ができます。手が真っ黒になっていてカメラをまともに構える事ができません。
バッテリーを台座からはずすためには、この台形の金具を緩めます。奥まったとこにありますが工具さえあれば難しくありません。
ありったけのエクステンションバーをつなげていきます。100均の工具で大丈夫です。
外れました。
バッテリーを外したところです。いろんなコード類がだらりとたれてきます。無理やり、狭いところにバッテリーを取り付けているのがよくわかる写真です。
せっかく整備しましたので、日ごろ手の届かないところはきれいに掃除しておきます。
逆の手順で取り付けて完成です。
まとめ
C4コルベットのバッテリーを交換してみました。エクステンションバーをたくさん使用した以外はとくに特殊な工具は要らないと思います。
手間はかかりますが、素人でも充分交換可能です。ぜひ新品のバッテリーで安心ドライブにしましょう。
コルベットの中でも一番安価に取引されているC4コルベットですが、きれいな状態を保っている個体も少なくなっています。
現代の車のようにメンテナンスフリーというわけには行きません。しかし弱点を重点的にメンテナンスして消耗部品をきちんと交換していれば、まだまだ現役で走ってくれる車です。