iPhone XS Maxのカメラは、あたかも大型センサーと明るいレンズで撮ったかのようなボケや、遠近感をAIで擬似的に表現することができるポートレートモードが、搭載されています。
iPhone ポートレートモード
iPhone 7 Plus
iPhone 8 Plus
iPhone X
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
上記iPhoneには写真をより楽しく魅力的に撮影できる「ポートレートモード」が搭載されています。
ポートレートモードの上手な使い方と、ポートレートモードが苦手な場面を紹介していきます。
iPhone ポートレートモードの仕組み
ポートレートモードを搭載したiPhoneの背面には、広角レンズと、望遠レンズの2つのレンズが上下に並んでいます。
広い範囲をパンフォーカスで撮影し、被写体にズームしてボケをつくる撮影をワンショットでおこないます。そして2つのレンズで撮影した写真を合成し、擬似的に背景のボケをコントロールすることができます。
iPhone XS Max ボケ(被写界深度)のコントロール
iPhone XS、XRはカメラやレンズ自体はほとんど変化はありませんでしたが、ソフトウェア(AIによる画像処理)が大きく進化しました。
iPhone XS、XRのポートレートモードで撮影された写真は、写真アプリからボケをコントロールすることができます。被写界深度を変更することで一眼レフで撮ったような写真に仕上げることができます。
f値4.5から絞りを変更してボケをコントロールすることができます。
左が最大のボケ量f1.8、右がf16です。撮った後からゆっくりボケ量をコントロールできるので、とりあえずチャンスを逃さず撮っておいて後から考えましょう。
iPhone XS Max 撮影後にライティングの変更
ポートレートモードで撮影された写真が後から変更できるのはボケをコントロールだけではありません。ライティングも変更することができます。
iPhone XS Maxは5種類のライティングがアプリの中に準備してあります。
【自然光】
通常撮影と同じような色合いで撮影されます。
【スタジオ照明】
被写体が明るく写ります。人を撮るときなどに利用すると、肌がきれいに写ってよさそうです。
【輪郭強調照明】
被写体の輪郭を強調することができます。色合い明暗がはっきり写ります。物撮りなどでかっこよくしたいときに使うとよさそうです。
【ステージ照明】
ステージでスポットライトが当たっているような写真になります。被写体を目立たせたいときや、インスタなどで褒められたいときに遣うと良いでしょう。
【ステージ照明モノクロ】
【ステージ照明】のモノクロ版です。モノクロはセンスが問われるので、私には使いこなせません。
iPhone XS Max ポートレートモードの弱点
ポートレートモードの弱点は撮影距離が制限されることです。最短撮影距離は40cmほど、これはテーブルフォトを撮るにはすこし遠い距離です。
おそらく、イスから立ち上がって料理を取らないといけないでしょう。
ポートレートモードでは、被写体を40cm~250cmの中にいれて撮影する必要があります。
まとめ
iPhone XS Maxのポートレートモードは状況が許せば、とてもよい写真を撮影できるポテンシャルをもっています。
スマホはいつも持っているのもですので、機能を把握していつでも良い写真が撮れるようにしておきましょう。