MAVICのチューブラータイヤYKSION PRO GRIP LINKとPOWER LINKを、ENVE SES6.7リムに使用していました。
160kmイベント中、二回連続で同じようなバーストをした体験です。
MAVIC YKSION PRO GRIP LINK/POWER LINK
1回目の破裂
とある160kmイベントでリアタイヤのサイドがふくらんできたのに気づきました。しかし、気づいてもどうしようもないのでそのまま乗り続けました。
20km進んだところで大きな音とともに破裂しました。下り坂でしたけどそのうち破裂するだろうと思って乗っていたので転倒することはありませんでした。
サイドの縫い目が切れていました。このときは交換したばかりということもあり自転車屋さんが無料交換してくれました。パンクしたタイヤもお渡ししておきました。
2回目の破裂
交換したタイヤが次の160kmイベントで同じ状況になりました。上り坂でダンシングで踏み込んだ時にリヤタイヤがパーンという大きな音とともに破裂してしまいました。100km走行程度のほぼ新品状態です。
急な上り坂で極低速なので転倒はしませんでした。前回と同じようにサイドが切れてしまっています。
このタイヤを三度目の正直で使うつもりはもう無かったのですが、自転車屋さんも他のお客さんに勧めることができないので研究したみたいでした。
下記のお返事をいただきました。
mavicのチューブラータイヤはサイドを薄くして軽量化をはかったレーシングモデルです。なのでビットリア コルサよりもサイドが薄くなっております。また対応空気圧もビットリアに比べ低めに設定されております。表記上7-9BAR.。ですので高圧にするとサイドに負担が大きくなります。低空気圧で加速の軽さと乗り心地の良さを得られます。
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シームレス(継なぎ目のない)でコストパフォーマンスに優れるタイヤとしておすすめしていましたが使用目的からすると私の選択ミスです。すいません。
ビットリアのタイヤは14BARまでOKとなっておりますが、現実的ではないようです。
選手をしていた営業にも数人確認しましたが 7~7.5BARで乗っていました。それ以上はないそうです。上げると速く走れると思って試したりしたそうですが7BARくらいが妥当だったそうです。体重が60キロ台、80キロ台の人でもそうでした。ですので10BAR以上は通常の使用では上げる必要がありません。
私の選択ミスが大きな原因と思います。
引用ここまで。
ビットリアコルサのくだりは私がビットリアコルサSRを購入したからです。(こいつのラテックスチューブにものちに悩まされるわけですが)体重が100kgあるので9BARは最低でも入れたいところです。7BARだとリアがやわらかく感じます。7-9BARという範囲もなかなかシビアなタイヤでしたが、プロがロードレースで使うようなスペックのタイヤなのでしょう。
体重が重いということは、考えているよりも機材に対して負担を強いているというのがよくわかった出来事でした。極端な軽量パーツは体重が減ってからのほうが無難です。
MAVICは今でも一番好きなメーカーです。経験値の高いスタッフが多くて的確な答えが返ってくるからです。今回の件もMAVICや自転車屋さんが悪いんじゃないです、デブが悪いんです。
まとめ
YKSION PRO GRIP LINK&POWER LINKですが、すでにチューブラー版は廃盤になっていると思うので古い話ですが公開してみました。
ブレーキングが悪かったとは考えられませんが、カーボンホイールについても考察しています。→【デブロードバイク】カーボンホイールは肥満体に効果絶大だが1つだけ覚えておきたい扱い方について