フレームだけになっている、MADONE 7 H1フィットに付けるためにCORIMA 47mmのリムでデブにも耐えれるようなホイールを注文していました。
特に急いではいなかったのですが、タイレルRXに取り付けているホイールのスポークが何度も折れるので、急遽タイレルRXに取り付けました。
クロモリフレームは、しなやかということが定説です。しかし、ホイールの性格の方がロードバイクの乗り味に影響を与えることがよくわかりました。
スポークが折れた時の様子→肥満サイクリストのスポークが折れる原因と対策
→【手組ホイール】デブがロードバイクに乗ってスポークが折れた時の自走方法
CORIMA(コリマ)47mm リム
CORIMAはとがった性格のホイールが多いためか、あまり使っている方を見かけません。代理店がトライスポーツ扱いで、自転車屋さんが好んで取り扱いしないところもCORIMAが普及していない理由です。
私は、変わり者ですので手組ホイールと肥満サイクリストの相性を試してみたいと思っていました。
お店もトラブルの可能性が高い、デブと手組ホイールの組み合わせよりも、おとなしく完組ホイールにしてほしいと思っているに違いありません。
CORIMA(コリマ)47mm フロントホイール
フロントのスポーク数は24本、すべてCX-RAYです。
ハブはDura-Ace(デュラエース)を使用しています。
もともとこのホイールを装着予定だったMADONE 7 H1フィットは、飛行機輪行に使うことを想定しているため、良く取り外す前輪は少しでも軽いほうが良いと考えています。
そのためハブ重量と回転性能のバランスの良いDura-Ace(デュラエース)ハブを使用しました。
ホイール重量は630gです。Dura-Ace(デュラエース)ハブを使用していますので、びっくりするほど軽くはありませんが充分軽量です。
スポーク数が増えることによる重量増は、微々たるものということがよくわかります。
CORIMA(コリマ)47mm リアホイール
リアのスポーク数は28本、すべてCX-RAYです。
28本のスポークは完組ホイールのカタログを見ていると多いように感じますが、実際にフレームに取り付けてみるとそこまで違和感はありません。
リアのみですがGOKISOクライマーハブS-spec を使用しています。
GOKISOは回転性能はもちろんですが、ラチェットの遊びが少なくクランクの回転がダイレクトに推進力に変わるところが気に入っています。
重量級サイクリストの体重でもたわまない剛性もGOKISOの強みです。
GOKISOハブは、バラ売りも可能です
ホイール重量は940gです。GOKISOクライマーハブS-spec だけでも401gありますのでCORIMA(コリマ)47mmが軽量なリムであることがよくわかります。
デブ専用 CORIMA(コリマ)47mm
ロードバイクに乗るときに、部品のゆるみが無いかを確認するために車体を少し持ち上げてタイヤを地面に落とします。
その時の反発で、デブ専用 に組んでもらったCORIMA(コリマ)47mmの硬さを感じることができました。
体重が重い方は、予算が許せばスポーク数を多くした手組ホイールでガチガチに組んでもらうのも楽にロードバイクに乗るための方法のひとつです。
WH-R9100-C24など、軽量でコスパに優れるホイールもあります。しかしべた褒めレビューをしている人は軽量級サイクリストばかりです。
そして、1日のサイクリング距離が200kmオーバーの方も多いのでデブが参考になることは何もありません。
体重は落としたくないけど、良く進むホイールが欲しい方はとにかく剛性重視で購入しましょう。
また、スポークの数が増えることによる重量増、空気抵抗増は気にしなくて大丈夫です。
それよりもホイールがたわむことによって、せっかくのパワーを無駄に失わないようにしましょう。
デブ専用 CORIMA(コリマ)47mm インプレ
タイレルRXとの組み合わせで初めて乗った時の印象は、わかっていましたが硬いということです。
乗り始めてすぐ太ももが暖かくなるのがわかりました。スピードに乗るとギアを一段重たくしたくなるほど前に進みます。
しかし、デブの体重をそれなりのスピードで進めていることには変わりないので、脚の疲労もそれなりにたまっていきます。
坂道では、特に登りやすいといった印象はありませんでした。足の疲れの方が気になっていました。
サイクリング前半は、なにかホイールに追い立てられるような感じで足を消耗していきました。(それなりに楽しかったですが)
サイクリング後半になると前半踏みすぎたのか、ヘタレ気味でしたがホイール自体がかってに回る感覚で無になって距離をかせぐことができました。
TNIリムよりも、ロングライド向きになったような気がしますが、タイレルRXでよく走っていた寄り道サイクリングには向かなくなってしまいました。
路面からの衝撃が強いのもポタリングに向かない一因です。
ホイール次第でロードバイクの性格が大きく変わることがよくわかりました。
タイレルRXにはナカガワサイクルワークス製のエンドワッシャーを取り付けています→ナカガワサイクルワークス製エンドワッシャーはロードバイクの回転性能アップに好適?肥満サイクリストに効果があるのか
まとめ
前24本、後28本のスポーク数はホイールを発注したときには多すぎたかなと後悔もしていましたが、現物を触ってみて全く心配する必要はありませんでした。
ホイールのカタログを見ていたら、前16本、後20本のホイールなどざらにあります。
しかし、マビックのキシリウム13番相当のスポークを使ってますし、WH-R9100-C24はデブが乗ることは想定外です。
街中散策などに使うのならばどんなホイールでも構いませんが、ロングライドを少しでも楽に走りたいときはホイールの硬さを気にしてみましょう。