工場夜景を撮りに行ったときに、なかなか思ったように撮れないといったことはありませんか?
撮影旅行で、ロケハン試し撮りとすべてを納得いくまで時間を使うことはできません。
そこで、SONYミラーレスのホワイトバランスを撮り比べてみました。
工場夜景に適切なホワイトバランスとは
撮影機材と条件は以下のとおりです。すべて同じ条件で撮影しています。
・カメラ SONY α7RⅡ
・レンズ FE 70-200mm F2.8 GM OSS
・シャッタースピード 8秒
・絞り F13
・ISO200
・DRO LV3
FE 70-200mm F2.8 GM OSSは、重たいけれど、いちばんよく使っているレンズです。→SONY FE 70-200mm F2.8 GM 開封レビュー
ブログ用に画質を落としていますが、元画像は等倍にするとニヤニヤしてしまうほどクッキリと写っています。
ホワイトバランスのおさらい
ホワイトバランスは、白を白としてカメラに伝えるための補正機能です。
人はどんな光源下でも白は白として認識することができます。しかしカメラはすべての光源をうまく判断できません。
ホワイトバランスオートでカメラは白の補正を自動でしていますが、上手くいかないときがあるので人が光源の状態を教えてあげる必要があります。
太陽の光の下では、太陽光モード。電球の光の下では電球モードといった具合です。
これがホワイトバランスの本来の使い方です。
しかしホワイトバランスの使いかたは、ほとんどの場合この使用方法ではありません。
このカメラの白を白と認識するための補正機能を逆手に使うことで、色味を強調した写真を撮ることができます。
こちらの使い方の方がホワイトバランスといえば思い浮かべる方の方が多いのではないのでしょうか。
あえて、見た目より色味を強調して、記憶に近い写真や、思いっきり振り切った使い方をして非現実的な写真をつくることができます。
ざっくりですが、曇天や太陽光は赤いフィルター、電球は青いフィルターを取り付けると考えておくと、とっさの撮影にも迷わないでしょう。
ホワイトバランス オート
ホワイトバランス 太陽光
ホワイトバランス 日陰
ホワイトバランス 曇天
ホワイトバランス 電球
ホワイトバランス 蛍光灯温白色
ホワイトバランス 蛍光灯白色
ホワイトバランス 蛍光灯昼白色
ホワイトバランス 蛍光灯昼光色
SONYホワイトバランスの特徴
SONYのホワイトバランスは、オートとフラッシュを除き8種類あります。
ホワイトバランスの加減は、対象物によって違ってきます。
SONYのホワイトバランスのシンプルな覚え方として、
ハッキリ効かせたいときは
→太陽光から電球まで
マイルドに効かせたいときは
→蛍光灯の中から選ぶ
ホワイトバランスの蛍光灯は効きが弱くなっています
やりすぎと思った時の微調整に使いましょう
各ホワイトバランスのモードに、色味を微調整する機能も付いていますが、そこまで追い込んで使ったことはありません。
まとめ
ホワイトバランスは写真の色味を大きく変えることができます。カメラまかせのオートでは印象が薄くなってしまうこともあります。
基本的には青くするか赤くするかということですので、思い切って色味をくわえてみましょう。
ホワイトバランスに正解はありません。写真を撮ったときにすこしでも感動を記録に残していくために積極的に使いましょう。
写真を記録よりも記憶に近づける方法のひとつです。