E 10-18mm F4 OSSはSONYのAPS-C用広角ズームとして唯一の選択肢です。発売当時は、とても写りが良い広角ズームとして必ず買うべきレンズとして紹介されていました。
とある海外サイトで、2400万画素のカメラでは四隅の画質が苦戦していると紹介されてから、もの足りないレンズとして認知されてはじめているようです。
SONY E 10-18mm F4 OSSについて
SONY E 10-18mm F4 OSSは、2012年11月に発売された、F4通しのAPS-C広角ズームです。
超広角領域の15mmから広角27mm相当(35mm判換算)をカバーしており、標準ズームとは違った撮影を楽しむことができます。
非球面レンズ3枚とスーパーEDガラスを用いた光学系により、15mm(35mm判換算)という超広角で発生する収差を良好に補正し、コントラストの高い描写を実現しています。
全画角を開放F値4で使用できるので、夕暮れ時などの風景撮影でもシャッタースピードを落とすことなく撮影できます。
E 10-18mm F4 OSS スペック
光学式手ブレ補正機能
35mm判換算焦点距離:15-27mm
レンズ構成:8群10枚
最短撮影距離:0.25m
最大撮影倍率:0.1倍
フィルター径:φ62mm
大きさ:最大径φ70mm、全長63.5mm
質量:約225g
フィルター径はφ62mmです。φ62mmのEマウントレンズがあまり思い浮かばないのが残念です。
やっぱりフィルターは使いまわしできたら追加購入しなくてすみますので同じフィルターサイズのレンズがあるのが理想です。
E 10-18mm F4 OSS 描写性能
EマウントAPS-C用レンズのなかでも、E 10-18mm F4 OSSは値段の割りに描写性能がよくオススメレンズのひとつです。
ただし、中央の描写は抜群だと紹介されていて、四隅の描写についてあと一歩という評価が多いようです。
MTF曲線を見てもわかるように基本がしっかりした、優等生的なレンズです。
E 10-18mm F4 OSS 外観
E 10-18mm F4 OSSはとても軽量コンパクトなレンズです。
F4通しの広角ズームで重さは225gしかありません。
花形フードが、かっこよいです。フードを外して撮影すると、13mm辺りはフルサイズ機でもケラれずに撮影することができます。
ただし、あくまで非常用として使用することは可能ですが、あまりオススメするものではありません。フルサイズ対応の広角レンズをつかいましょう。
円形絞りを採用しており、広角ズームでボケを強調することはないかもしれませんが、騒がしくなく、きれいなぼけ表現することができます。
旅行用として、E 10-18mm F4 OSS一本勝負で撮影していました。
E 10-18mm F4 OSS 前玉レンズについて
E 10-18mm F4 OSSの前玉レンズは大きく張り出しています。出目金とまではいかないですが、フィルターとの相性が気になります。
ケンコー製のフィルターは干渉することなく取り付けることができました。
E 10-18mm F4 OSS 作例
作例というほどのものではありませんが、E 10-18mm F4 OSSはお気に入りレンズの一つです。
四隅の画質が悪いとか言われていますが、私にはわかりませんでした。
手軽に、あちこち撮ってまわるので、画質をそこまで気したことはないです。
GMレンズも所有していますが、適材適所で使用しています。
まとめ
SONY α5100に取り付けたE 10-18mm F4 OSSです。絶妙なサイズ感で、扱いもとても良好です。
E 10-18mm F4 OSSは、EマウントAPS-C用レンズの中でとても良いレンズですが、すこし高価でもあります。
これから購入を考えるのならば、ライバルも多く発売されてきていますし、本当にズームが必要なのか、単焦点レンズで対応できるのか悩むところです。