明石海峡大橋は、本州と四国を結ぶ本州四国連絡橋の神戸・鳴門ルート(こうべ・なるとルート)にかかる世界最長の吊り橋です。
そして、その世界最長の吊り橋の主塔に登ることができる、大人の社会見学が「明石海峡大橋ブリッジワールド」です。
明石海峡大橋ブリッジワールドとは
明石海峡大橋ブリッジワールドは、4月1日から11月30日までの、毎週木曜日から 日曜日までと、祝日に実施されています。
吊り橋の頂上に一般参加者が登ることのできるツアーは、世界中で2ヶ所だけです。オーストラリアのハーバーブリッジ「ブリッジクライム」と、明石海峡大橋「ブリッジワールド」で世界的にとても貴重な体験ができます。
12月から翌年の3月まで冬期の間は、ツアーが開催されていません
明石側から橋げたのグレーチング(海が下に見える!)を歩いていき、地上300メートルの主塔に登り絶景を楽しめるというものです。東京タワーが333mですので、その高さのすごさがが想像できます。
・見学は徒歩ですので、補助具なしで、自ら2km以上の歩行ができ、階段の昇降ができることが必要です。
・参加者は中学生以上の方に限らせて頂きます。(中学生は、大人の同伴者が必要です)
・エレベーターに乗って海上約300mの塔頂に上がります。高所及び閉所恐怖症の方はご遠慮下さい。
・参加者自らの故意又は過失による事故などが発生しても、主催者は一切責任を負いません。
・「明石海峡大橋ブリッジワールド」参加中は、案内者の指示に従って行動し、危険防止には十分注意して頂きます。
ブリッジワールドホームページより抜粋
高所恐怖症で本当に引き返した人がいるらしいので、心当たりがある方は注意が必要です。
私は高所恐怖症とは思っていませんでしたが、グレーチングの上はすこしだけ縮みました。
参加費用は大人3,000円、中学生1,500円です。小学生以下は不可です。
明石海峡大橋ブリッジワールド、予約方法
明石海峡大橋ブリッジワールドに参加するために、まず予約をする必要があります。予約受付は、開催月の2ヶ月前の月の1日10:00から開始されます。
1日2回開催されており、9:15と13:15開始になります。定員は午前・午後とも42名です。
ブリッジワールドのホームページからインターネット予約画面を確認してみましょう。ほとんど、予約不可の×が入っています。
この予約は金銭が絡まない仮予約のためキャンセルなどの変動が激しいです
そのため、×が希望の日時に入っていても、あきらめずにスマホで予約の空きを確認しましょう。空きが出たときはすぐに申し込みましょう。ちょっと相談してからなんて悠長にかまえていると、すぐに×になってしまいます。ひとりで複数の申し込みができない点には注意が必要です。
アクセスはこちらを参考にしてください。
明石海峡大橋ブリッジワールド、集合場所
明石海峡大橋の明石側にある橋の科学館が集合場所です。
開始時間が近くなると、ヘルメットをかぶった係の方が「ブリッジワールド参加の方ですか?」と聞いて回っているので、ここまで来ていれば迷うことはありません。
明石海峡大橋ブリッジワールド、事前説明
事前説明会場は二階です、途中の受付で参加費の3,000円を払います。貸し靴もおいてありました。
ホワイトボードに名前が書いてありますので、決められた席に着席して誓約書に署名します。机の上には無線機と、ヘルメットが置いてあります。
カメラやスマホはストラップ付きでないと持ち込むことができません。スマホで写真を撮ろうとしている人は注意が必要です。貸し出し用のスマホケース(ストラップ付き)に入れるとビニールケースのゆがみで写真がうまく撮れない可能性があります。
スマホのレンズをふさがないタイプのストラップを準備しておきましょう。
明石海峡大橋の説明と、造る過程のDVDを見て事前説明会は終了です。
明石海峡大橋ブリッジワールド、橋の科学館見学
1階におりて、橋の科学館の見学をします。明石海峡大橋や来島海峡大橋など模型精密な模型が置いてあります。
ツアーの係の方がさんがパネルなどを使って解説してくれます。外にはトイレがありませんので、この説明の時間にトイレを(勝手に抜けて)すませておきます。
ミニチュアの撮影をしたりしていました、それぞれの楽しみ方で、時間を過ごします。
トイレは必ず、説明の途中にぬけてすませましょう
タイミングがわからずに係の人を待たせてしまいました
明石海峡大橋の内部、主塔の見学
アンカレイジにある、舞子プロムナードに入っていきます。この写真は人がまだいない間に撮ったもので、シャッターが下りています。
舞子公園、孫文記念館を見下ろしながら進んでいきます。
舞子プロムナードから中央管理用通路に移動します。ここがいちばん恐怖を感じました。
眼下に見える青いところは海です。かんたんなネットが張ってあるのみです。
遊歩道ではないので、安全第一で進みます。
グレーチングの下は海が広がっています。開口部があるため、トラテープで進入禁止の印がしてあります。
開口部はそれほど大きくありませんが、身体の小さな方はすり抜けてしまうかもしれません。
微妙に上り勾配になっていきます。地平線と見比べてわかる程度の勾配です。
消失点が美しいため、写真撮っても楽しいです、
係の人を待たせてしまうので、質より量でパシャパシャと撮りまくります。
いよいよ、メインイベントの主塔にはいっていきます。
上部は狭くエレベーターで上るため、最初に決められた10人程度のグループで上がっていきます。
いかにも現場っぽいスレンレスの質素なエレベーターです。
真夏は空調が無いため、とんでもない暑さになるそうです。
日差しを考えると、真夏のブリッジワールド参加はキツイような気がします。
最後の階段を登ります。狭いですが、頂上はもうすぐです。
全体で記念撮影をした後は、思い思いの楽しみ方で過ごします。
真ん中から撮って、このくらいの広さです。主塔の展望台(?)は結構な広さがあります。
淡路島方面を撮影しました。地球が丸いというのがわかりました。
神戸方面です。舞子公園が小さく見えます。
橋の科学館とアンカレイジを、SONYのデジカメ、RX100M6の200mm相当の望遠で撮ってみました。
写真を撮っていると、あっという間に時間がたってしまいます。残念ですが撮影終了です。
蓋を動かすと階段が出てきます。
狭くて急なので一人づつ、ゆっくりと降りていきます。
主塔から降りてきたところで、少しの間撮影タイムです。
橋脚の基礎部分です。小さく見えますが直径80mあるそうです。軟式の野球なら試合ができそうです。
淡路島に水を送っている送水管です。これが破損すると淡路島の水が止まってしまいます。養生がしてあったので見えませんでしたが送電線もありました。
帰りは違う通路を通ります。いつまでも景色を眺めていたいのですが、限られた時間ですのであまりのんびりすることはできません。
もう一度、船の科学館に戻ります。ストラップやヘルメットを返却して、かんたんなアンケートに答えます。そのあと認定書をもらって記念のスタンプを押してもらいます。
待ち時間の間に、部屋から外へ出て明石海峡大橋の写真を撮りました。カメラはすべてバックパックに片付けてしまったため、iPhoneでの撮影でしたが二階からベストポイントで撮ることができました。
まとめ
明石海峡ブリッジワールドは人気の社会見学ですので、なかなか予約が取れません。早めに予約を抑えておきましょう。
いっかいは登っておきましょう。必ず満足するはずです。