ビジネスで頻繁に国内や海外を行き来する方にとって、マイレージの獲得はひとつの楽しみではないでしょうか?
特にJALやANAといったLCCではないフルサービスを提供する航空会社を利用する方は、マイレージの他に利用頻度に応じたプレミアムステージが用意されており、ステータスを得ることもできます。
そんなプレミアムステージですが、できれば、特別なステータスの満足感の他に、おトクな特典も重視したいもの。
そんな欲張りなフライトユーザのみなさまへ、ステータスと特典の両方に満足できるカードをご紹介したいと思います。
ANAスーパーフライヤーズカードとは?
ANAユーザの方ならステータスカードの存在はすでにご存知のはず。
年間3万マイルでブロンズ、5万マイルでプラチナ、そして最上級のダイアモンドは10万マイルで手に入れることができる特別なステータスカードです。
ステータス毎に専用デスクの利用や、ラウンジの利用。そして、1ランク上のラウンジであるANA SUITE LOUNGEが利用できる他、座席のアップグレードはもちろんのこと、優先搭乗や手荷物許容量の優遇、デビットカードのATM出金手数料が無料になるなど、サービスだけでなく、実用面でもたくさんの優遇が受けられます。
ボーナスマイルが手に入るのも言うに及ばず、まさにワンランク上のアッパークラスだけが得ることのできる至高のサービスです。
そんなステータスカードですが、プラチナサービスメンバー以上で、クレジットカード機能を付帯することが可能です。それが、ANA スーパーフライヤーズカード。
JCBの他、VISAやMasterCard、AMEX、Dinersまで幅広いカードブランドが選べます。
ANA JCBカードオススメの理由
私がANAカードでJCBを選んだ理由です。
前提として自動マイル発生カードとして、
ANA VISA Suicaカード
ソラチカカード ANA To Me CARD PASMO JCB
を所有しています。
スーパーフライヤーズカードなら断然JCBを選ぶ
特に海外を股にかけるフライトユーザーは、比較的VISAやMasterCardを選ぶ傾向にあるようです。それは、当然のこと。加盟店数はVISAやMasterCardが突出しており、使いやすいからです。
しかし、今回は、そこを曲げてでも、JCBをオススメしたいのです。
その理由は、マイレージの貯めやすさや年会費、そして、特典が他のカードブランドよりもおトクだからです。
確かにJCBの海外加盟店数は、他のカードブランドよりも見劣りする点は否めません。
しかし、アジア圏では割安な加盟店手数料を武器にJCB加盟店が急増していますし、北米では、AMEXと提携。AMEXが利用できる店舗であれば一部を除き、JCBも利用可能です。
さらに、近年はヨーロッパ圏への加盟店増加にも力を入れていますから、使いにくいと感じるシーンは減ってきています。
サービス面でもJCBがおトクです。
一般カードでポイントをマイレージに移行するために必要な移行手数料が、年間5,400円と、VISAやMasterCardよりも1000円ほど安くなっている他、ゴールドカードに至っては、海外旅行損害保険が1億円とVISA / MasterCardカードの2倍です。
加えて、年会費が3万円を超えるAMEXやDinersと比較すると、一般カード、ゴールドカード共に1万円台と割安です。
ANA QUICPay+nanaco
JCBブランドのサービスで一番のオススメがこのANA QUICPay+nanacoです。
ANA JCBカードを利用している方限定の、SKiP(スキップ)サービス、QUICPay、nanacoの機能がこのキーホルダーにまとまった新しい電子マネーです。
このキーホルダーを持っているだけで、3つのサービスが利用できるようになります。
財布を持たずとも、このキーホルダーがあればいつでもコンビニなどで買い物ができますし、搭乗時にチケットを探すこともありません。
セブンイレブンでQUICPayを利用して支払いをすると、マイルとnanacoがダブルで貯まっていきます。
このように比較をすると、JCB以外のブランドを選ぶ理由が見当たらないのです。
ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカードがオススメの理由
そんなJCBスーパーフライヤーズカードですが、一般カードとゴールドカードの2種類が存在します。どちらを選択すべきか悩まれた方も多いのではないでしょうか?
もし、マイレージの優遇を受けたいのなら絶対にゴールドカードをオススメします。
まず、年会費。一般カードは11,070円です。一方のゴールドカードは、16,200円と5000円程度の差となります。
しかし、一般カードの場合、ポイントのマイレージ移行に年間5,400円が必要なため、結果的にゴールドカードと変わらない年会費が必要となります。
加えて、ゴールドカードは、カードの継続利用で特別ボーナス2000マイルが手に入るほか、マイルの積算率も5%ほど優遇されています。
従って、あえて一般カードを選択する理由がありません。ゴールドカードを手に入れましょう。
そして、空港でゴールドカードが役に立つ場面もあります。
スーパーフライヤーズカードを手に入れたら、一般のカードラウンジに訪れることはないかもしれません。
新千歳空港のスーパーラウンジでは、同ターミナル内にある新千歳空港温泉の割引券を手に入れることができます。
ゴールドカードにはさまざまなメリットがあります。
Oki Dokiでさらにマイルを
JCB独自のポイントプログラムとしてOki Dokiポイントプログラムが用意されています。
このOki Dokiポイント。実は、年間のカード利用金額に応じて還元率が上昇します。
優遇サービスの名称はJCBスターメンバーズ。
年間50万円以上の利用で、スターβに認定され、ポイントが10%ほど優遇されます。
そして、ゴールドカードホルダーであれば、年間300万円の利用で最大で25%UPするロイヤルαになることも可能なのです。(さらに優遇されるPLUSは利用不可)
Oki Dokiポイントを貯めて、都度、マイレージに移行するオプションを利用すれば、フライトが少ない時期は、商品へ交換し、フライトが増える時期はマイレージへ変換。
このようなマジックが使えるのです。
加えて、マイレージにもOki Dokiポイントも有効期限がありますが、マイレージへの自動移行コースを選んでおき、失効前にマイレージへ変換することで、実質的にマイレージの保有期間を伸ばすことが可能です。
このようなテクニックを最大限に利用できるのが、スーパーフライヤーズ ゴールドカードの魅力なのです。
まとめ
SFCカードをどれにするのかという選択は避けて通れない道ですが、私はJCBゴールドを選択しました。
決め手はANA QUICPay+nanacoの存在です。他のカード会社にはないサービスで、陸でも空でもこのキーホルダーが役にたつこと間違いなしです。