スポーツ自転車を購入すると、ある時期にイベントってどうなんだろうと疑問がわいてきます。
ごく普通のことですし、サイクリングの幅がひろがりますので思い切って飛び込んでみましょう。
自転車イベントも、ロゲイニングと呼ばれる、なぞ解きをしながらポイントを回るオリエンテーリング的なものから、ロングライドをはじめとする走ることに主眼を置いたイベントまでいろいろあります。
順位を競わないロングライドと、勝敗が決まるレースまで、はじめてイベントに参加しようとされている方が参加しやすいようにまとめてみました。
イベントを見つける方法とイベントに参加する方法
最初にイベントの情報の検索方法です。
「スポーツエントリー」で、検索から参加申し込みまで行うことができます。
レベルに合ったイベントがかなずあるはずですので探してみましょう。
人気のイベントは、申し込みと同時に満員になりますので、早めの決断が必要です。
イベントの種類 ロングライド
ロードバイクやクロスバイクでイベントに出るときに一番目にするのが、○○ロングライドといったロングライド系イベントです。
距離は50km~200kmと距離の幅はひろく、ロングコースの設定でだけでなく、ミドルコース、ショートコースの設定があるイベントもあります。
イベントの中では参加しやすく、ボランティアの方がコースやエイドでお世話をしてくれますのでお客さん気分で参加できます。
スポーツ自転車に乗り始めた方が、イベント参加を考えたときは、まずロングライドイベントになることでしょう。
初心者でもハードルは低いですが、最低限パンク修理と、チェーン落ちくらいは直せるようにしておきましょう。
基本的には、決められているコースを走りますが、チェックポイントさえ通過すればコースは自由といったイベントも存在しています→【しまなみ縦走】無料で楽しめる最高のしまなみサイクリングイベント!往復完走して記念品を2個もらうコースも
イベントの種類 ヒルクライム
初心者の方が参加しやすいイベントでロングライトとともに候補に挙がるのがヒルクライムです。
クロスバイクですと、車重の関係で不利になりますが、参加できないわけではありません。クロスバイクの方も多く見かけます。
ヒルクライムとは、決められた坂道を登ってタイムを競うイベントです。
道路使用許可の関係から「タイム計測は参考タイムでレースではありません」というイベントもありますが基本的には負けると悔しい競争です。
ヒルクライムは、他のイベントに比べて自転車の速度が低速域で行われるため比較的安全です。
走るコースはさまざまなので、初心者むけのイベントがきっと見つかるはずです。
坂道を登り切った後の達成感や爽快感は格別で、私は肥満ですがたまにひとりでヒルクライムをします。
体重が軽いほど有利になりますので、軽量級サイクリストの方は参加を検討してみましょう。適度に負けず嫌いであれば大丈夫です。
極度に負けず嫌いの方は、ロードバイク沼にハマる恐れがあります。
イベントの種類 センチュリーライド
ロングライドイベントの中でも、160kmの距離を走るものをセンチュリーライドといいます。
走行距離160km(100マイル)ということで、ハワイで行われるホノルルセンチュリーライドとがとくに有名です。
実際のホノルルセンチュリーライドは、航空会社のパック旅行が至れり尽くせりで参加しやすいでしょう。
距離は160kmと伸びますが、獲得標高(総上昇量)は適度である場合が多いので、ロングライドイベントに慣れたら完走しておきたいイベントになります。
距離があるのでそこそこの獲得標高にはなります
デブでも、走ることができる距離ですので安心して参加しましょう→肥満体型(BMI32)でもロングライドイベントに出たいと思う。センチュリーライド(160km)を完走する方法(実走編)
イベントの種類 グランフォンド
グランフォンドは、ロングライドイベントの中でも山の中。山岳コース主体になります。
距離と獲得標高のバランスがおかしいイベントもありますので、獲得標高や峠の確認は楽しく走るために必須といえます。
また、「グルメフォンド」などに巧みに名前を変えて参加者の興味をひく大会もありますので注意しましょう。
グランフォンドは食べ物がおいしい大会が多いので、コースが大丈夫なら満足のイベントになる可能背が高いです。
イベントの種類 ブルベ
ブルベとはフランス語で「認定」という意味です。200km以上の決められた距離を「キューシート」と呼ばれる地図を見ながら完走を目指します。
道路に誘導員はいませんし、機材トラブルもすべて自分で解決する必要があります。
エイドステーションはコンビニで、レシートの時間がチェックポイントやゴールの証明になります。
ブルぺに出ようと考える人に初心者の方はいないと思いますが、ライト類など保安部品やヘルメットなどの安全装備は厳しくチェックされますので、ゆるい格好は厳禁です。
トンネルなど通るとき危ないので、ヘルメットにもテールライトをつけておきましょう。
イベントの種類 エンデューロ
エンデユーロはクローズドコース(サーキットなど)を決められた時間に何周できるかというイベントです。
耐久レースといえばわかりやすいでしょうか。ガチな人も当然いますし、お祭り気分で参加することもできます。
初心者の方でも比較的参加しやすいレースですので、サーキット走行の非日常感を味わうことができます。
初心者の方が注意する点は、とんでもなく早い人がいます、進路変更は必ず後ろを確認することを厳守しましょう。意味のない進路変更、蛇行は厳禁です、大事故のもとになります。
ソロで参加することも可能ですが、補給や全力で走ることを考えるとチームで参加したほうが楽しめると思います。
日頃のサイクリングではない開放感に痺れます→【GOKISO】肥満目線でインプレ!鈴鹿サーキットやロングライドで楽をする方法
イベントの種類 クリテリウム
クリテリウムは、プロですと市街地を交通規制し周回コースを作って順位を競うレースです。
ホビーレーサーのレベルですと大きな駐車場に周回コースを作ってイベントを行います。
ガチなレースですし、初心者が退避するスペースがありませんので、ある程度のレベルに達してから参加しましょう。
ロードバイクを壊すリスク、転倒リスクもあります。充分注意して参加しましょう。
イベントの種類 ロードレース
ロードレースは、市街地や公道を走行しゴールの着順を競うものです。
初心者が参加しても置いて行かれるだけですので、日常から厳しいトレーニングを行い自信をつけてから参加しましょう。
ツールド沖縄などが、ホビーレーサーレベルでも参加しやすいでしょう。
イベントの種類 タイムトライアル(TT)
タイムトライアルは、数キロを全力で走りタイムを競います。勾配が少なく、ヒルクライムと違いパワー勝負となります。
あと、機材の性能が大きくかかわってきますので、ロードバイクにもそれなりのお金をかける必要があります。
重量級サイクリストでも輝けるイベントですが、自転車に長距離乗っていたい人には物足りないかもしれません。
まとめ
イベントの種類をまとめてみました。初心者向きのものから、すこし練習しておかないといけないものまで様々です。
ひとりで気ままなサイクリングも楽しいですが、イベントで同じ趣味の不特定多数とサイクリングするのもアガりますよ!
イベント未経験の方は、お手軽なもので十分楽しめますので気軽に参加してみましょう。