サイクリングイベントの参加費が高騰していると思いませんか?
全国津々浦々で行われているサイクリングイベントですが、サイクリング人気の上昇とともに営利目的のイベントでは10,000円近い参加費を払う必要があります。
大手が絡んでいない素晴らしい大会も、たくさんあります
それだけの参加費を払うのなら、サイクリング中とても豪華な食事をとることができます。
しかし、個人的なサイクリングでは、集団走行の楽しみやサイクリストが集まった時の高揚感がなく、盛り上がりに欠けてしまいます。
そんな方向けに、サイクリングの聖地として有名なしまなみ海道で無料で行われているイベントが「しまなみ縦走」です。
しまなみ縦走とは
しまなみ縦走は、毎年3月の第4週に行われている無料のサイクリングイベントです。(徒歩も可)
事前申し込みの必要もなく、その時のノリで参加することができます。
週間天気予報に一喜一憂する必要もありません。
しまなみ縦走のルールと距離
しまなみ海道に設けられた10ヶ所のチェックポイントを、2日簡の7:00~17:00の間に周ると1周クリアです。
時間内であれば何周してもかまいません。
省略してもよい、しまなみの駅御島(大山祇神社)チェックポイントを除いた、尾道~今治の最短距離はおよそ75kmです。
このスクショはしまなみの駅御島(大山祇神社)に立ち寄らない、しまなみ縦走の基本ルートです。
1日で往復して150km走行で2周クリア、2日間繰り返して4周クリアというのが現実的な最大クリア数でしょう。
1周クリアでタオルなどの景品がもらえます。タオルと名誉が欲しい方はぜひチャレンジしてください。
【ロードバイク】宿泊サイクリングに準備しておきたい持ち物リスト!必需品とオススメグッズに持ち物をまとめています、
チェックポイントは、スタンプかGPSを利用したスマホアプリを選択することができます。
どちらも記念になりますが、スマホアプリの方がスムーズにチェックを済ませることができますのでオススメです。
チェックのたびにスクショを撮れば、デジタルでスタンプを残すことができます。
しまなみ縦走に適した自転車
150kmなどと書いてしまうと、ガチなロードバイクしか参加できないのではないかと思われるかもしれません。
実際はそんなことはなく、ママチャリやクロスバイクなどで参加されている方も多いです。
自転車が無くても、レンタサイクルで充分完走することができます。
2日間で10ヶ所チェックポイント(後述しますが厳密には8ヶ所)を回ればよいので、ロードバイクにこだわる必要はありません。
遊び道具を満載して、島々を回りつくすのも良いでしょう。
コースに設定された時間制限が無いため、それぞれのペースでサイクリングすることができます。難易度は低いのでロングライド初心者にもオススメのイベントです。
しまなみ縦走のスタート方法
しまなみ縦走のスタートは、尾道側は尾道駅前にあるU2、今治側はサンライズ糸山です。
大三島の「道の駅多々羅しまなみ公園」からでもスタートすることができますが、効率よく回るためにはあまりオススメできません。大三島に宿泊された方向けになります。
しまなみ縦走 尾道から向島の渡船について
尾道と向島を結ぶ尾道大橋は自転車道が整備されていません。
大変危険ですし、何より自転車で通ることを考えられていない設計なので、尾道大橋にたどり着くまで激坂を上る必要があります。
渡船を使って向島に渡りましょう。110円(自転車込み)かかりますが、とても楽しいです。
しまなみ縦走開催中はサイクリストで満員になります。
しまなみ縦走チェックポイント
しまなみ縦走のチェックポイントを尾道側から紹介していきます。
スタンプの柄などネタバレを含みますので注意してください
①ONOMICTI U2
尾道側のスタート地点はU2前に設けられたチェックポイントです。
たくさんのサイクリストで賑わっていますので、迷うことありません。テレビ局が取材に訪れている場所でもあります。
サイクリストの走行風景など、ヤラセ撮影を楽しむことができます。
②立花臨海公園
立花臨海公園は、因島大橋を見上げることができる公園です。
意外に目立たないところにあるために通り過ぎに注意です。
③尾道市因島フラワーセンター
尾道市フラワーセンター前の駐車場がチェックポイントになっていますが・・・
フラワーセンターよりも、本因坊秀策の秀策流看板のほうが目立っています。因島はサイクリングコースが二つあり、通常は坂道のない外周コースを通られる方が多いと思います。
チェックポイント通過のために因島内部コースに入っていく必要があります。
➃瀬戸田サンセットビーチ
尾道方面から走ったときは生口島の市街を抜けて、海岸線を気持ちよく流せる位置に瀬戸田サンセットビーチがあります。
しまなみレモンビーチの愛称がついているだけあって、このチェックポイントはレモンのかぶり物があります。
残念ながら地元の高校生ボランティアの楽しんでいる写真は、プライバシーの関係でアップできません。
実際に訪れて、お祭り雰囲気を味わってください。
⑤多々羅しまなみ公園(上浦レンタサイクルターミナル)
しまなみサイクリングで必ず立ち寄るといっても過言ではない道の駅です。
駐車場の桜が満開になるととても美しいのですが、残念ながらしまなみ縦走と桜の開花は重ならないようです。
サイクリストの聖地の碑では記念撮影する人で大変混雑しています。
バイクラックのモニュメントには自転車を置いて撮影ができます。
乗せ方を間違えるとキズが付きますので注意しましょう
⑥しまなみの駅御島(大山祇神社)
ヘルメットに貼るお守りで有名な大山祇神社は、しまなみの駅御島の近くにあります。
しまなみ縦走のルールでは必ずしも立ち寄らなくてもよい場所ですが(多々羅しまなみ公園との選択)峠越えをプラスしても、余裕があれば寄っておきたい場所です。
大山祇神社近辺は観光地化しているため、ほかの地域に比べてレストランが豊富にあります。
⑦マリンオアシスはかた
マリンオアシスはかたは、大島大橋と砂浜の景観が素晴らしく撮影スポットでもあります。
海方向はプライバシーの関係で乗せることができません。
ゲストライダーの安田大サーカス団長さんが、撮影用にはしゃいでいました。テレビに出ている方の絵になる風景を見つける才能はさすがです。
名物は塩ソフトです。
ソフトクリームはあまり好きではありませんので、写真がありません。
⑧宮窪レンタサイクルターミナル(宮窪観光案内所)
しまなみ海道の島々で唯一の峠越えがあるのが大島です。宮窪峠は、峠の規模としてはそこまで大きなものではありません。
しまなみサイクリングを楽しむために、無理だと感じたら頑張らないようにしましょう。
ものすごいスピードで巡行しても、あっという間に通り過ぎてしまって本人が思っているほどカッコいいとは周りは思っていません。
それよりも、ヘタレないことが肝心です。たのしくサイクリングしましょう。
⑨吉海レンタサイクルターミナル(よしうみいきいき館)
来島海峡大橋がよく見える、チェックポイントです。来島海峡大橋は約4km橋の上を走行することができます。
今から通る人も、今通ってきた人も思わず写真を撮ってしまいたくなるような大きさです。
よしうみいきいき館では海鮮BBQが有名です。
食事の時間的に尾道スタートでは遅すぎ、今治スタートだと早すぎることが残念です。
⑩サンライズ糸山
サンライズ糸山のロビーの景色は一見の価値があります。尾道スタートの場合はここが最終チエックポイントになりますので、のんびりと休憩しましょう。
今治スタートの場合でもロビーで受付をおこなっていますので、景色を楽しむことができます。
しまなみ縦走を楽しむために
しまなみ温泉 喜助の湯
今治市内にあるスーパー銭湯です。
ロードバイクを丸ごと入れることのできる鍵付きロッカーがあり、安心してサイクリングの汗を流すことができます。
まとめ
無料で楽しめるしまなみ縦走はある程度は、サイクリスト本人が計画を立てる必要があります。
とことんしまなみを走るもよし、何周もしてタオルをゲットするもよしです。
個人的なサイクリングばかりでは寂しいので、たまにはイベントのような雰囲気で走りたい方。
高額なイベント参加費が割に合わないと考えている方にぴったりのイベントです。