スノーボードのメンテナンスにワックスは欠かせませんが、何回もホットワックスをかけていると、ワックス代もばかにできない金額になってきます。
ワックス代が安ければもっと丁寧に、ワックスをかけたいと思われる方も多いと思います。
柔らかいベースワックスは、Amazonなどで安価に代用品が購入できます。
ただし、価格も1/5以下になりますが、最低購入量も10倍~20倍になりますのでひとりで使い切る自信がなければ仲間とシェアすることも考えましょう。
キャンドル用パラフィンを流用
スキー用として売られているものは、気温、雪温などを考えて作られています。メーカーの配合は素晴らしいものがあります。
私自身、ガリウムのブルーやグリーンは扱いずらいながらも、キャンドル用のパラフィンでは代用できない温度帯をカバーしていますので状況によっては使い分けています。
しかし、レジャースキーでタイムを競わない場合、スキー用として売られているワックスではオーバークオリティではないかと考えています。
板の保護と下地づくりならば、キャンドル用のワックスで充分ではないでしょうか?
特に板を何枚も購入しているオタクの方。
家族でスキーをするなど大量の板がある場合は、費用も抑えて本格的なホットワックスをすることで、お父さんの株があがること間違いなしです。
ベースバーン防止にはキャンドル用ワックスでは厳しいこともあります
このスキー専用ではない、パラフィンワックスはヤフオクにも出品されています。
昔は、カッコいい商品名まで付いていましたが、今はスキー用ワックスとは表示していません。
スキー用ワックスに、という言い回しで出品されています。
基礎系やレーシングで流行っているとの説明文が書かれているだけで、パラフィンとしては通常の2倍の価格(+送料)で購入することができます。
それでも、スキー専用ワックスメーカーが販売しているワックスに比べると格安ですので、ヤフオクを探して購入してみてはいかがでしょうか?
営業妨害になるといけないので一応オススメしておきます。ワックスをノコギリできる手間もありますし、コストアップが許容できる方はどうぞ。
パラフィンワックスには、ヤフオクで出品されているような板状のものと、ペレット状のものがあります。
私は、ペレット状のものを好んで使用しています。
湯煎して好みの大きさにできますし、ペレットを直にボードの上に並べてアイロンで溶かしてワックスすることも可能です。
キャンドル用パラフィンのメリット
安価なパラフィンを使うことの一番のメリットは、コストが抑えられることです。
コストが抑えられることで、ワックスをケチらずたっぷり使うことができます。
私は、スキーワックスメーカーの小さなワックスを溶かしていると、ワックスがあっという間になくなってしまうので、ギリギリの分量でワクシングをおこなっていました。
ギリギリの分量でワックスをかけると、板を焼いてしまう可能性が高くなります。
ホットワックス初心者の方は、たっぷりとワックスを使うことで、板を焼いてしまうリスクを少しでも無くしましょう。
・とにかく安価
・大量に使うことで板を焼く可能性が低い
キャンドル用パラフィンのデメリット
ホットワックスをかけようと考えているようなマニアックな方は、パラフィンを流用したときの滑りぐあいを気にされる方も多いのではないでしょうか。
私は、基礎系でもレーシングでもなく雑食系スノーボーダーなので、コンマ秒で滑りが違うかどうかはわかりません。
もし、重要な大会に出場するなどであれば、フッ素入りの高価な滑走ワックスまで使用されたほうが良いと思います。
同様に、タイムを競うわけではないけれど、ワックスをかけることが楽しくて板を最高の状態に仕上げたいと思う方。
良いワックスを使っているから最高なのだと、メンタル的に安心したい方には向かないでしょう。
ワックスをかけることに快感を感じている方は、ワックス道を追及するのも楽しいです。
私も、オタクですので、ワックスはいろいろ試しました。
しかし、毎年試してみたい1、2枚の板を購入するために、板が結構なスピードで増えていきます。
色違いのワックスを順番に板に浸透させる方法では、とても板の管理がとても追いつかなくなりました。
私は基本的に安価なパラフィンを入れておき、長期遠征時にガリウムのブルーとグリーンをエッジ付近に入れるのみのワックス運用です。(滑りのためというより、ベースバーン防止のため)
・専用品と違い使い分けができないため雪質に適応させることが難しい
まとめ
キャンドル用や陶芸用として売られているパラフィンワックスは、極低温や春先の湿った雪で相性が悪いときがありますが、ほとんどの雪質で問題なくつかえます。
ホットワックスを安価におこなうために、ワックスを専用品ではないパラフィンに変えることが一番コストを抑える秘訣になります。
使っても使ってもなくなりませんので、たっぷりと使って大切なボードを保護しましょう。