初めてのスノーボードの後は、翌日の朝寝返りがうてないほどのひどい筋肉痛に・・・
特にスノーボードに慣れていないときは、滑りを制御できない恐怖心から体中によけいな力が入ってしまいがちです。
これが寝返りがうてなくなるほどの全身筋肉痛の原因です。
無駄な筋肉痛は、避けたいところですが、中級者、上級者になっても丸一日夢中になって滑ると筋肉痛になります。
むしろトレーニングが効いているよい筋肉痛ですが、なるべく早く回復させて翌日の仕事に影響が出ないようにしたいものです。
スノーボードのあと筋肉痛になりやすいところ
スノーボードに出かけたときに、滑りやすい雪質、好みの雪質であれば不思議とテンションが上がりハイペースで楽しんでしまいます。
とくにシーズン始めのスノーボードは、初心者、上級者関係なく、オフシーズンの間になまってしまった身体を痛感するでしょう。
どんなスノーボーダーにも起こる可能性のある筋肉痛ですが、すべり手のスキルによって、痛くなる場所は違ってきます。
ほどんど滑れない初心者の方
スノーボードは完全に足を固定された状態で滑ります。そのため初心者の方は不自然な形で足首を固定されます。
アングル、スタンスを固定されるということは、下半身は膝の曲げ伸ばし以外はできないため(初心者の方はそう感じることでしょう)体中によけいな力が入ることになります。
また、慣れない(意図しない)スノーボードの動きに体中の筋肉を硬直させ懸命にスノーボードの操作をすることになります。
余計な力が入っていると全身の筋肉を無駄に働かせてしまいます。これが、全身を筋肉痛にしてしまう理由です。
転倒して身体が痛くなるのは、筋肉痛ではないので割愛しますが、この後紹介する方法である程度は回復を早めることができます。
きちんとターンが切れるレベルの方
圧倒的に、大腿四頭筋(太ももの前側)が筋肉痛になるのではないでしょうか?
大腿四頭筋は、膝を制御することで、カービングの加重と抜重の繰り返しをスムーズおこなう大切なな筋肉です。
大腿四頭筋が疲れてくると、雪面にはじかれやすくなるだけでなく、カービング中暴走の原因になります。
遠征中など連日スノーボードを滑る場合は早く回復をさせる必要があります。
筋肉痛をやわらげるために
なってしまったらしょうがない・・・で済ませないために、遊んだあとは筋肉をケアしていきましょう。
冷やす
特にひどい筋肉痛になりそうな感じは、滑り終わった後でもわかります。
筋肉がすでに痛みと熱を持っている場合は、アイシングをおこない筋肉の炎症をしずめましょう。
よく言われている、痛覚がなくなるまで冷やす必要はありません。ほてりがしずまれば充分です。
携帯サイズのエアーサロンパスを準備しておくのも良い方法でしょう。
温める
熱を持っていない場合でも、次の日の朝は筋肉痛になってしまうかもしれません。その場合は温めて血行をよくすることで疲労を回復させる事ができます。
ぬるめのお湯にゆっくりつかって、やさしくマッサージするとよいでしょう。
血行がよくなることで、疲労物質の排出を促進させ、傷ついた筋肉の修復のために栄養分も運ばれてきます。
入浴中に、周りの迷惑にならない程度にストレッチを行うのもオススメします。硬くなっている筋肉をのばして、さらに血行促進させましょう。
プロテイン・睡眠をとる
筋肉痛の原因は、筋肉の断裂と修復の痛みです。
加齢とともに、意識的に栄養を取り入れないと筋肉痛からの回復が遅くなります。
翌日もベストな状態で滑りたい遠征中も同様です。
筋肉痛から早く回復するためにプロテインの利用も考えましょう。
プロテインというと、筋肥大を目的にシェイカーでゴクゴクというイメージがあるかもしれませんが、運動直後にサッと飲める優れものもあります。
スティック単体で飲むとむせますので、何か飲み物と一緒に飲みましょう。
また、食べ物にも筋肉の修復に重要な栄養素は含まれています。タンパク質とビタミンが同時にとれる豚肉、プロテインスコア100の鶏肉が特にオススメです。
そして、最後は睡眠です。疲れでぐっすり寝ることができればよいのですが、アフタースキーで夜更かししていると、筋肉の疲労回復に悪影響を及ぼします。
次の日が大切ならば、ほどほどにしておきましょう。
お酒は、筋肉痛に最悪です。(念のため)
まとめ
思いっきり雪遊びを楽しんだ後の筋肉痛はとてもつらいものです。早く治して次のパフォーマンスをより良いものにするために、しっかりと対処をしていきましょう。
雪がないシーズンに身体を動かしておくのも、筋肉痛を重症化させない方法のひとつです。
ロードバイクは、オフトレに最適です。雪の上で後悔しないように、筋肉痛になりにくい身体づくりをおこなって冬に備えれば、スノーボードがもっと楽しくなります。