SONY HDR-AS300は2016年に発売されたアクションカムです。
2012年のHDR-AS15の発売以来、毎年のようにモデルチェンジをくりかえしていたSONYのアクションカムですが、アクションカムとして不満の無い性能になったためか、新製品の発表がしばらくありません。
AS15、AS100V、AS300のアクションカムを使っていますが、AS-300がその中で操作も画質も格段に進化しており、旧製品の出番はなくなってしましました。
SONY アクションカムHDR-AS300
空間光学手ブレ補正
AS300はアクションカムを選ぶときに重要なポイントの手振れ補正がとても強力です。
激しいブレも抑えて撮影できる「空間光学手ブレ補正」機能を小型軽量のアクションカムに搭載するために、SONYのハンディカムに搭載されている「空間光学手ブレ補正」機構を、アクションカム用に新規開発しています。
ブレ補正能力が従来よりも大幅に向上し、サイクリングやスノーボードなどのアクティビティで発生するブレを補正して、鮮明な映像記録を実現してくれます。
ZEISS社レンズ使用
AS300は、解像力・コントラスト・色再現性にすぐれた「ZEISSテッサーレンズ」を搭載しています。これにより、画面周辺部の歪みを軽減した自然な映像を実現してくれます。
ZEISSレンズを使用していない、AS-15、AS-100Vと比べると静止画も違和感がなく使えるレベルになりました。そのためAS-300はタイムラプスを撮ったついでに写りのよい写真を探すようになりました。
サイクリングイベントなどで、忙しくてカメラを取り出すことができないときがあります。
ライムラプス用に連続写真を撮っていると、自転車を被写体に向けるだけで写真が撮れてしまうという副産物的な効果もあります。
コンパクトな外観
幅×高さ×奥行きは29.4×47×83mmで、本体重量は84gです。
このコンパクトボディに空間光学ユニットを搭載し、スリムな形状により風圧を受けにくいので、頭への装着やロードバイクへの搭載などにも、見た目を損なわず違和感なく撮影ができます。
スノーボードなどのスポーツをプレイしている間でもハンズフリーの自由なスタイルで撮影ができます。また、クリアコート加工をボディに施したことで、汚れにも強く、アクティブに使用することができます。
また、IPX4相当の防滴性能を備えており、雨の日や水しぶきのかかるシーンでも本体のみで使用可能です。
水中での撮影に対応した防塵性・耐衝撃にも強いアンダーウォーターハウジング「MPK-UWH1」を同梱しています。特別に設計された平面レンズによって、水中でも画面の隅々までクリアな撮影が可能となっています。
スペック
AS300のスペックはライバルに比べても充分満足できる性能になっています。
イメージセンサーは1/2.5型です。総画素数は857万画素で、動画有効画素数は818万画素、静止画像の有効画素数も818万画素となっています。
設定で切り替えることのできるデジタルズームは3倍で、焦点距離は17mm~32mmとなっています。どれくらいの暗さで撮影できるかを表した値、最低被写体照度は6ルクスです。
静止画解像度は4624×2600で、メモリー動画解像度は1920×1080となっています。記録メディアはmicroSDカード、メモリースティックマイクロです。
インターフェースはマイクロUSB、AV出力、HDMIマイクロの3タイプとなっています。ネットワークはWi-FiとNFCとBluetoothが使えます。
ライバルより有利な点は、SONYのデジカメなどで使われている、Xタイプのバッテリーを使っていることです。
サイクリングやスノーボードなどでは、できるだけ予備バッテリーの数を少なくして遊びに集中したいものです。
バッテリー切れになっても、RX100などの高級コンデジとバッテリーの交換をすることができます。
FDR-X3000との違い
AS300には上位モデルにX3000があります。
CMOSセンサーは全く同じ、1/2.5型のExmor R CMOSセンサーが搭載され、その有効画素数は818万画素です。Zeiss テッサー 2.6mm F2.8のレンズも共通です。
どちらのモデルを購入するのか迷ってしまいますが、静止画像の性能は同じなので、4Kの動画が必要かどうかということが、選択のポイントになります。
できるだけマスター動画は高画質で撮っておくことが基本になります。ただし4K撮影時はバッテリーの消費が激しくなりますので、バッテリーがかんたんに交換できるような使い方をするのかどうかを考える必要があります。
X3000の4K撮影は、30分でバッテリー1本消費します
AS300 オススメアクセサリー
快適に使用するために、実際に購入してよかったアクセサリーを紹介します。
レンズを破損すると、買い換えるくらいの修理費がかかりますのでプロテクターは必須です。ゲレンデで転倒したときは、雪が進入することがありますのでチェックが必要です。
ヘルメットに装着するために必須になります。ゴーグルのベルトに着用できます。
ヘルメットに取り付けて撮影した動画はこちらで記事にしています。→【月山スキー場】デブ、初心者、初めて訪れる方へスノーボードが楽しめるように写真と動画でコース紹介
サイクリングで使用する場合、レックマウント製の金具が豊富でぴったりのものが見つかります。レックマウントはGoProマウントが多いので変換アダプターがあるとサイクリングの撮影がはかどります。
サイコンとAS300を後付け感なくスマートに取りつけることができます。
1日中遊ぶときに準備しておくと安心なのが予備バッテリーです。
互換バッテリーは賛否両論ありますが、注目したいのは充電器です。3つのバッテリーを同時に充電でき大きさも最小です。
少しでもミニマム化して旅行に行きたいため、充電器は何個も買い換えていますがこの充電器ですべて解決しました。
まとめ
AS300から急にアクションカムの完成度が上がったため、旅行にスポーツに無くてはならないカメラになりました。
動画も手軽に撮れるようになりましたが、スマホを構えたり、構図を考えながらムービーで撮影するのもなかなか大変です。
スタートボタンひとつで録画でき、何が撮れているかわからないけれども、広い画角で何も考えずに撮れるアクションカムは趣味のお供に最適です。