日本中のサイクリストが集まってくると言っても過言ではない、しまなみ海道。どこからスタートすれば、簡単にしまなみ海道にアクセスできるのでしょうか?
しまなみ海道サイクリングのスタートにふさわしい風情のある渡船を紹介します。
しまなみ海道の入口、尾道
しまなみサイクリングで本州側からスタートする場合、初めての方はJR尾道駅前からがオススメです。
・尾道大橋を自転車で通るのが危険な事。
・尾道駅周辺は施設が充実しサイクリストに優しい町になっている事。
・なんといっても、渡船の情緒がサイクリングの気分を盛り上げる事。
向島に渡るための渡船乗り場は尾道駅前に集中しています。
新幹線の新尾道駅からは約3km離れています。新尾道駅はのぞみが停車しません。のぞみを降りて福山駅から在来線に乗り換えても20分程度で尾道駅に到着します。
輪行の場合でも尾道駅に到着する方が、しまなみ海道にはアクセスしやすいと思います。
尾道と向島を結ぶ渡船は3つの航路で運航しています。(2018年6月時点)
どの渡船の運行時刻もおよそ06:00より22:00ごろになっています。
尾道駅前渡船
尾道(JR尾道駅前)~ 向島(富島)
大人100円、小児50円
自転車+10円、原付自転車+10円
自動車と125cc以上のバイクは乗船できないので、車で渡ってグループのサポートを考えている場合は注意が必要です。
尾道駅前の目立つ所にあり、特に他の渡船を意識して探さなければ尾道駅前渡船に乗って移動することになるでしょう。
向島についても、サイクリングロードまですぐにたどり着きますので立地は抜群です。
他の渡船に比べてほんの少し船の移動距離が長いため、ちょっと得した気分になります。
尾道駅やONOMICHI U2 に一番近い渡船です。しまなみ縦走などのイベントのときは大変混雑します。
福本渡船
尾道(士堂)~ 向島(小歌島)
大人60円、小人30円
自転車+10円、オートバイ+20円
自動車 90円(4m未満)
他の渡船より料金が安いのが特徴で、私も良く利用しています。
尾道渡船
尾道(士堂)~向島(兼吉)
大人100円、小人50円、
自転車、オートバイ+10円
自動車120円(4m未満)
福本渡船乗り場から、さらに進んだところに尾道渡船乗り場があります。
日本一短い航路だそうです。乗った感じでは福本渡船とあまり変わらないような気がしました。
向島側は少し奥まったところにあります。渡船を降りて古い町並みを少し走ると、サイクリングロードにたどり着きます。私はこの町並みが島に渡った非日常感を、かもし出していて好きです。サイクリングロードまで行くと普通に市街地なんですけどね。
まとめ
尾道と向島を結ぶ3航路ですが、どの船に乗っても渡船独特の雰囲気があってサイクリングの始まりを盛り上げてくれるでしょう。
尾道~向島渡船は地元の方の足として無くてはならない存在となっており、生活航路、観光航路としてこれからも活躍して欲しいと思います。