私が、働いている会社は、各拠点の所属長が2年をめどに交代します。
私が通っている拠点は、最近まで出世の通り道になっておりエリート幹部がハクを付けるために着任しておりました。
エリート幹部は良くも悪くも頭が切れる人が多く、仕事の方法が変更になり仕事がきつくなったとしても、職場が大混乱することはありませんでした。
しかし現在の我が職場はそういったエリート幹部の通り道ではなく、普通の現場たたき上げの人が着任する拠点になりつつありました。
この記事はクソ上司を糾弾する内容ではなく、「人の振り見て我が振り直せ」的な記事ですので、スカッとする話ではないのでご了承ください。
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クソ上司のダメなところ
アルバイト社員をもって、「この会社は人材不足ですね」と言わしめる所属長K。
現場から上がってきた人だけあって、偉い人への気遣いは忘れません。そして、現場の社員からも信頼されていて人気があると思い込んでいます。
しかし、2週間連続であった社員の結婚式のスピーチで、2回とも新郎新婦の名前を酔って間違えるという、エリートとは程遠い人物でもあります。
そして何よりもダメなのは、自分が思ったことはすべて正しいと思い込みその通りに行動しないと気が済みません。
一般社員に「潰す」など、今時平気で言いますし、人事のテクニックを駆使して文句を言われないように「過小な要求」型のパワハラを仕掛けてくることも普通にあります。
山本五十六「やってみせ」
連合艦隊司令長官として有名な山本五十六長官の有名な言葉に「やってみせ」があります。
やってみせ 言って聞かせてさせてみて 誉めてやらねば人は動かじ
「やってみせ 言って聞かせてさせてみて 誉めてやらねば人は動かじ」
有名な言葉なので、今さら感もありますが、人材育成の金言として私がいつも心がけている言葉です。
人を育てるためには、実際に最後までやってみせることが大切です。
仕事を教えるときは、自分が覚えてきたことを全て教えましょう、ケチって秘訣を隠すようなことをしてはいけません。
自分の仕事を抱え込むのではなく、周りみんなができるように指導しておけば職場がうまく回ることでしょう。
所属長Kのように、具体的な指示がまったくないまま「まだ終わらないのか、早くやれ」では人は育ちません。
話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば人は育たず
「話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば人は育たず」
育てている部下が、教えた方法と違うやり方で仕事をはじめた場合、どう感じますか?
「そんな方法で上手くいくはずがないじゃないか、言ったとおりにやれ」こう思いますか?
この考え方は所属長Kの考え方です。しかも大きな声で怒鳴るからみんなが委縮してすすんで仕事をしなくなります。
部下のやり方を、創意工夫と解釈して暖かく見守りましょう。仕事方法について話し合うのは明らかに間違っている、危険などのときになぜそうしているのか聞きましょう。押し付けるような説教はダメです。
部下に任せると、自分の手柄まで取られるように感じてしまう、所属長Kのような人間はたとえ良い仕事をしてもだれも手柄とは思ってくれません。
もしかしたら、その創意工夫が自分自身の仕事上の発見につながるかもしれません。
やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば人は実らず
「やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば人は実らず」
部下を持つ人なら何か感じるのではないでしょうか?
仕事をこなすのは当たり前と思っていませんか?
感謝しているか、信頼しているか、部下は敏感に感じとって仕事をしています。
成長してきた部下を、いつまでも意味のないプライドから説教してマウントをとっていませんか?
それでは所属長Kと同じになってしまいます・・・
やる気のなくなった部下ばかりでは、職場もうまく回らなくなりますし、なにより仕事が楽しくないです。
相手の自尊心を大切にしない上司の下では、人の心は離れてしまいます。
まとめ
冒頭にもありましたが、アルバイトにまで人材不足と言わしめる所属長Kをみて、私はそんな人間にはなりたくないと思い記事を書きました。
出世も目標のひとつかもしれません、部下が何を言おうとそれなりの地位につけば安泰と考えている方もいるでしょう。
「一期一会」私が好きなことばで、せっかく同じ職場になったのだからみんなに幸せになって欲しい。
そう思います。
もし山本長官に興味を持たれて山本五十六記念館を訪れることがあったら、ご飯は「安福亭」をオススメします。
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