実はMOSS SNOWSTICK(モススノースティック)にハマるきっかけとなったのがAP67の購入でした。
アルペンボードなのに、地形で遊べる懐の深さを持ち、パウダーに入っても操作性が悪くなりません。
腰まであるような深雪ならば他の板(むしろソフトブーツ)をオススメしますが、ゲレンデで、カービングを楽しんでゲレンデ脇でジタバタして遊ぶにはぴったりの板が、AP67です。
【スノボ初心者】MOSS SNOWSTICK購入した6本をブログレビュー、パウダーだけでない楽しみ方とは
MOSS SNOWSTICK AP67 とは
いままで、雑食系スノーボーダーとして、面白そうなことはなんでも試してみるということをモットーとして滑ってきました。
必然的に、アルペンボードもバリバリのレーシングモデルから、柔らかめの板までを選んで購入していましたが、なかなか良いものが見つかりません。
F2 SNOWBOARDS(エフツースノーボード)のファンでしたので、ソフトブーツ用のボードの中では硬い板の、ELIMINATOR、ハードブーツ用の中では柔らかい板のEL DIABLOなどを試してみました。
そんな時に、ハードブーツとアルペンボードでごく自然に地形を攻めているDVDに出会いハードブーツでこんな滑りができるのかとびっくりした私は、AP67を購入することを決意しました。
あとで知ったのですが、MOSS SNOWSTICKライダーの白水翔プロでした。
衝動買いに近い形で予約を入れましたが、MOSS SNOWSTICKは試乗会でもボードが豊富に準備されています。
基本的に前年モデルのカラーリング変更のみで、販売を継続していますので気になる板があれば試乗会に参加されることをオススメします。
MOSS SNOWSTICK AP67 購入して
AP67は芯材にポプラとバルサを使い、軽量なアルミを組み込んで重量2kgに収まっています。この重さは、アルペンボードとしては超軽量の部類に入ります。
乗ってすぐ感じるのはバランスを取りずらいということ。しかし板を立てるとびっくりするくらい安定してカービングを切ることができます。
これは、ゲレンデクルージング用と言われて販売されている、柔らかめのボードでは味わえないキレを感じることができました。かといってメチャクチャ硬いわけではありませんので、バーンが荒れてきてもはじかれるようなこともありません。
どちらかと言えば柔らかいボードなのでしょうが、高速安定性がよく、つい脚の限界までカービングを楽しんでしまいます。
MOSS SNOWSTICKの板ということもあり、パウダーに飛び込んで行っても刺さって転倒することはありません。(よくあるアルペンボードに比べて)
ただし、100kgの体重があると沈んでいきます。標準体重の方ならばパウダーも難なく楽しめるのではないかと思います。
体重の件は、APPTを購入することで解決していますが、カービングのキレはAP67のほうが上です。
MOSS SNOWSTICK AP67 カービングの粘り
私は体重が100kgあるため、スピードを上げると板がバタついて、きれいなラインを描けないことがあります。
体重の乗せ方が悪いといわれればそれまでなのですが、100kg超の大質量をバランスよく板に乗せるのは至難の業です。
とくにターン後半で板が跳ねることが疲れとともに多くなるのですが、AP67に乗っていて、脚を意識して乗ることで少なくすることができるようになりました。
私の能力では、これ以上説明できないのですが、明らかに硬いだけ柔らかいだけの板とは、ターンの質が違います。
有効エッジが長いことと、フィッシュテールの形状から、ターン後半でターン弧を調整しようとすると引っかかることがあります。混雑しているゲレンデでは注意が必要です。
MOSS SNOWSTICK AP67 スタンスとアングルについて
・スタンス幅 510mm
アルペンボードということで、510mmで乗っていますがとくに問題はありません、キビキビ動かすのに最適だと思います。私の身長は174cmです。
・スタンスアングル F45° R33°
アルペンボードとしてはおとなしい部類になると思います。100Kgの体重で暴走すると大迷惑になりますので、無理なくゲレンデをクルージングできるスタンスとしています。
まとめ
このAP67の乗り味が最高に楽しくて、MOSS SNOWSTICK沼にどっぷりつかってしまいました。
アルペンボードとハードブーツで、カービングを楽しみたいけれどレーシングに疲れた方。仲間内のスノーボードでひとりだけストイックにターンばかりしている(板のせいで、せざるを得ない)方。
アルペンボードでファンライドは、とても楽しいです。カラーリングの変更だけで同じモデルが生産されていますので、ぜひ試されてはいかがでしょうか?