ロードバイクやクロスバイクを購入して、しばらく乗り慣れたら、見知らぬ土地をサイクリングしてみましょう。
子供のころ、新しい道を通るたびに探検気分でワクワクしていませんでしたか?
いつしか、必要最低限の道しか通らなくなり近道、抜け道ばかりの日々。
スポーツ自転車は、新しい発見をするのに最適です。
日々のストレスの解消に非日常を楽しみましょう。
ロードバイク初心者のサイクリング計画
サイクリングと言っても、街中の名所を見て回るポタリングから、○○一周サイクリング、通称「○○イチ」など、観光よりも一周することに喜びを見いだすサイクリングまでスピード域は様々です。
まずは無理をせずに、ぶらぶらと、街中をポタリングしてみましょう。街中ならばコンビニなど補給できる場所がたくさんありますので、補給に関しては心配する必要がありません。
強迫観念を捨てることも大切です。何キロは走らないといけない、あそこまではいかないといけないというサイクリングをしてしまうと、忙しいばかりで疲れしか残らなかったということになりかねません。
のんびりと、道を楽しむポタリングのコツ
大きな道を走るよりも、車では通らないような細い道を選んで走りましょう。
なぜならば、単純に車が少なく安全だからです。細い道は、普段なら通ることのない道で自転車ならではの景色を楽しむことができます。
また、田舎道ならば田園風景や、清流の景色など新しい発見があるでしょう。
国道などの大きな道がサイクリングに適していないかといえば、そうではありません。街から街へと最短距離で行けることが多いです。
のんびりのポタリングならば、細い道を優先してみてください。サイクリングロードがもしあれば積極的にサイクリングに取り入れたいところです。
サイクリングは、当然ですが車の通行量が少なく、ロードバイク初心者や肥満サイクリストは特に勾配の少ない平地を探すようにしましょう。
大きな川があれば河川敷や土手沿いの道を走りましょう。勾配や信号が少なくほぼ平坦なサイクリングをすることができます。
少しずつでも距離を伸ばしていけば、ロードバイクの扱いや補給のタイミングにも慣れてきて走りメインのサイクリングも楽しくこなせるようになります。
サイクリングの計画 目的地を考える
サイクリングの計画で一番最初に決めるのは、目的地です。その目的地は、最終地点でも、折り返し地点でも構いません。
目的地次第で、サイクリングの期待度やモチベーションは大きく変わります。目的地の決め方は「食べ物」「景勝地」「高い所」などが考えられます。
それが何かをしたい目的という意味の「目的地」になります。
○○一周サイクリングの場合は一周が目的になります。琵琶湖や淡路島など回りたいところを決めればOKです。一周を妨げない範囲で、立ち寄りポイントを決めていきます。
ただし、目的を欲張りすぎると、時間が押してしまって焦って走るようになります。ポタリングならば問題ありませんが、走行メインのサイクリングの場合、目的地は多くとも3つまでにしておきましょう。
ソロならいいのですが、大人数のサイクリングになるほど止まってからスタートまでの時間が長くなります
スタート地点を決めるときに、そこまでのアクセスも考慮しておく必要があります。同じようにゴール地点からの交通機関も考えておきましょう。
ゴール地点の近くに自転車対応の温泉施設があれば、汗を流して帰宅することもできます。
【しまなみ温泉 喜助の湯】しまなみ海道サイクリング後に立ち寄りたいサイクリスト目線の日帰り入浴施設
サイクリングの計画 ルートラボを使う
目的地を決めたら、ルートラボをのぞいてみましょう。(2020年3月に全サービス終了予定、上位互換の代替サービスがありません。)
目的地を検索窓に入れてみてください。先人のお気に入りサイクリングが表示されます。
コースをまねるもよし、アレンジして作り直すもよしです。
距離と獲得標高、勾配がわかるのでご自身のレベルに合わせたコースになっているか確認することができます。
初参加イベントや他人が作ったコースは、ルートラボで確認をしておきましょう
サービス終了予定のため、かんたんに紹介しておきます。
サイクリングの計画 海と湖
○○一周サイクリングのときに回るのが島や、湖になると思います。
日本は左側通行のため車両は左側を通ります。そのために海や湖を進行方向の左側に見えるようにコース取りをしましょう。
道路状況や、風の向きにもよりますので無理はできないのですが、一般的には景色側を通行したほうがサイクリングが楽しめます。
サイクリングの計画 距離
ロードバイク初心者や肥満サイクリストの平均時速は20km/h前後ぐらいではないでしょうか。
最高速度、平均速度、巡航速度の違いは→【ロードバイク初心者と速度】サバ読みスピードを信じないで!しっかり平均スピードをアップする方法
ノンストップで5時間走れば100キロ進むことになります。
サイクリングは、休憩や観光なども楽しまないといけません。
あまり長く休憩してしまうと、脚が固まってしまうので、一回にまとめて長い休憩は取らない方が良いでしょう。
休憩時間などすべての時間を入れて、初心者の方は15km/hくらいで計算しましょう。
100キロのコースなら、7時間弱。
150キロのコースなら、10時間といった感じになるかと思います。
イベントではない、個人のサイクリングはすこし余裕を持ってタイムスケジュールを組んでおきましょう。
あまりにも大きな峠があるなどの場合は、大幅に時間がかかります。
向かい風も体力を削られますので、ソロの場合は特に注意が必要です。
日没前には、サイクリングを終了させましょう。
サイクリングの計画 日照時間
サイクリングで避けたいのは、日没後に走行することです。
ブルペなど夜間走行をしないといけないシチュエーションもありますが、ブルペライダーは何重もの安全対策を行ったうえで夜間走行を、行っています。
ロードバイクは基本的に夜に走るものではありません。
季節で言えば、春が日照時間が長くオススメです。
パンクなどのトラブルで予定が押したときも、暗くなるまで余裕がありますので日没後に走るリスクが減ります。
サイクリングの計画 勾配
サイクリングコースを考えたときに、完全な平坦な道を組み立てることはできません。
距離が伸びるほど、どこかで坂道を通ることになるでしょう。
コースを考えるときに極端な坂道は組み込まないことが最善ですが、歯が立ちそうにない坂道に当たってしまったら、自転車を降りて押しましょう。
勾配が8%を超えると、デブの体力はどんどん削られていきます。
ロードバイク初心者の方も、力んでしまって無駄な体力を使ってしまうでしょう。
残りの距離にもよりますが無理は禁物です。
ヘタレて坂道を登るくらいなら、歩いても時間に大差はありません。
むしろ登りで脚が痙攣するとかなりのタイムロスです→【ロードバイク】サイクリングによる痙攣、こむら返りの解決方法
コースを決めるときは、瞬間的な勾配だけでなく、獲得標高にも注意しましょう。
獲得標高が2000mを超えると、トレーニングっぽくなります。
長距離サイクリングの峠越えは、万が一のことを考えて、迂回ルートをあらかじめ用意しておきましょう。
サイクリングの計画 補給
30キロ〜50キロ毎に休憩又は観光を入れましょう。
休憩は短すぎて回数が増えても、長すぎて回数を減らしてもよくありません。
ロードバイクはいったん走り出すと、あまり止まらない方が疲労がたまりません。
無茶苦茶にスピードを出したらこの限りではないのでマイペースを心がけましょう。
コンビニは休憩地点としても、サイクリング中に足りないものを購入するにも最適です。
とくに水分補給は重要ですので、必ず補給しましょう→【ロードバイクの水分補給】デブがサイクリング中に脱水症状にならないために準備しておくべき事とは
ロードバイクでよく使われるボタン電池CR2032も購入できます。ただし、高いので便のときに買いだめがオススメです→【CR2032】ロードバイクのボタン電池どこでも買えるが必需品なので買いだめがオススメ
スマホアプリの「ロケスマ」などで、初めての場所でも施設が確認できます。サイクリング計画のときに利用しましょう。
コンビニ食ばかりですと、単調になってしまうので名物を食べることができるレストランなどを候補にいれましょう。
適度にサプリを織り交ぜて補給をすることで効果的に疲労を回復させることができます→【デブ補給】重量級サイクリストだから適切に摂りたいBCAAとロードバイクの関係
サイクリングの計画 輪行袋
サイクリングの計画を完璧に立てたとしても、トラブルや体調で走行不能になる可能性があります。
慣れない長距離サイクリングや、家族友人のレスキューが期待できない遠方に遠征している場合は、輪行袋を準備しておきましょう。
輪行袋に自転車を入れて、電車などの公共交通機関を利用することができます。
また、サイクリングを断念するほどのトラブルでなくても、電車などを利用してショートカットを行うことも可能です。
輪行袋を、最初から使う前提のサイクリングもあります。
100キロの走行距離をすべて自走すると、往復の場合、半径50キロの範囲内でのサイクリングになります。
帰りは電車や新幹線を使えば、半径100キロ先まで進めます。
100キロ先は都道府県を超える可能性のあるサイクリングの距離です。
100キロのサイクリングの後、帰りの新幹線でビール飲みながらニヤニヤするひとときも格別です。
輪行について
自宅からサイクリングを開始したときに、自走でいける距離には限りがあります。
車で自転車を運んでから、サイクリングを開始するのも家から遠く離れた場所では有効です。
飛行機や、電車などの公共交通機関を組み込めば、サイクリングの計画は無限に広がります。
輪行は難しくありませんので、袋を買って練習しておくことをお勧めします→コンパクトリンコウバッククイックキャリーLとM!簡単に使えるモンベルの輪行袋とは
サイクリング中にアクシデントが起きたときも、輪行袋があれば公共交通機関を利用して移動できます。
積極的に輪行袋を使わない場合でも、練習してから輪行袋を携行してサイクリングを行うと安心です。
サイクリングの計画 服装
動きやすく、速乾性の衣類ならば基本的には大丈夫です。
ただし、サイクルジャージを強くオススメします。長距離サイクリングでの疲労度が全く違います。
肥満でサイクルジャージが無くても通販などで何とかなります→【XXL】デブこそ楽に走るためにサイクルジャージを着用しよう。世界にはもっと肥満体型がいるから大丈夫
朝早くからサイクリングを開始した場合は気温の変化もありますので、上着は脱いでもかさばらないものを準備しましょう。
雨が降っても、すぐに辞めることができないサイクリングでは、高価ですがゴアテックスのものが良いです。
本当にオススメなのは、コンビニで売っているカッパです。1000円以下で購入でき、要らなくなれば捨てることもできます。寒いときはビニールの安物とはいえ保温性もある程度あります→【ロードバイクの雨対策】雨の日に安全にそして快適にで走行する方法と走行後のメンテナンス
サイクリングの計画 持ち物
距離にもよりますが、持っていきたいものリストです。
・ヘルメット
・スマホ
・運転免許証か健康保険証
・ライト(ヘッドライト、テールライト)
・常備薬
・予備タイヤ(チューブ)
・携帯ポンプ&携帯工具
・輪行袋
サイクリングの持ち物については→【ロードバイク】宿泊サイクリングに準備しておきたい持ち物リスト!必需品とオススメグッズ
サイクリングパターンと携帯ポンプについては→【例のポンプ】失敗しないロードバイクのオススメ携帯ポンプ!すこし肥満目線で選ぶ方法
まとめ
サイクリングは計画しているときも楽しいものです。
しかし、計画通りにいかないのがサイクリングです。
余裕をもったサイクリング計画で、安全第一で自転車を楽しみましょう。
一回で見切れないところは次に計画すればよいのです。
「帰ろう、帰ればまた来られるから」