もう会社に行きたくない、あぁもう会社を辞めてしまいたい。
仕事をしている限り、いろいろな職場のトラブルに巻き込まれてしまうこともあるでしょう。
同僚や上司との人間関係や無理なシフトなど、真面目で几帳面な人ほど巻き込まれる印象です。
職場にどこにでもいる、わがまま勘違い坊ちゃんのせいで、連続して我慢の限界を超えた同僚ふたりが職場を去りました。
即行動に移ったふたりですが、結果は大きく違ったものになりました。どうしようもないときにすぐに辞めることができるという自信があれば、仕事にゆとりができませんか?
イヤな仕事を頑張っている、みなさんの参考になりますように。
仕事を辞める理由 職場の障害は無くならない
仕事を辞めたくなる理由は、業種によってさまざまでしょうが、根本的な原因がなくならない限り状況が変わることはありません。
私の職場にも、障害が生まれました。
若手の社員H君が、労働組合(御用組合系)の執行委員になったころからです。
労働組合の執行委員とは、会社側と労働状況について対等な立場で意見を話し合うことができます。
H君は、親子ほど歳の離れた上司と組合の立場で交渉をしていくうちになにか勘違いをしてしてしまったようです。
職場で我が物顔にふるうようになってしまいました。
ハッキリと書くと、職場がわかってしまうのでボカして書きます。
会社が販売している商品(当たりとはずれがある)を、アルバイトに命令させて当たり商品だけ抜き出させて自分で購入していたのです。
これは、さすがに一般のお客さんに対して信用がなくなるだろうということで、労働組合のIさん(元支部長)にみんなが相談しました。
返事は「グレーだけれども、いいのではないのか」とのことでした。
この一件で、H君はチクリやがったと逆恨みし、相談者を会社の上司に労働組合の立場で悪口を言うようになったのです。
会社の上司も、労働組合も彼を見て見ぬふりをするためにH君の行動はエスカレートしていきました。
御用組合の弊害が表れています・・・
そして行動の一部ですが、
・会社中の給与明細をパソコンで見れるように総務の女性に権限をつけさせ、人前で大きな声で給料をばらす。
・平社員なのに、何故か課長を名乗ってメールのやり取りをする。
・いつもだらだら居残って、後日にこっそり残業を目立たない程度に記録しておく(おおよそ20時間程度セコイ!)
・高卒入社直後の女性社員を指導と称して、喫煙所前で自分は煙草を吸いながら見せしめ指導(といえるのか?)を行う
・会社で出た廃棄品の中から使えそうなものを盗んで持って帰る(全廃棄しないといけない物)
・自分の机のまわりに革靴を何足も並べる。(意味不明で不愉快)
・特定の女性アルバイト(既婚者)と同じ出勤にしたいために、シフトを勝手に変える。(無断で変更するので周りが非常に迷惑、上司もダンマリ)
・社員がお客様の飼い犬に噛まれて、労災申請する際に野良犬に噛まれたことにしておけとプレッシャーをかける。(担当者はもちろん拒否しました)
・気に入らない女性上司のロッカーにイタズラをする。
・子供の幼稚園の入園式という理由で無断遅刻をする。(本人は勤務時間の変更したと言い張るが、上司の承認なし、誰も知らない)
・組合の役員で人事権があると言って、アルバイトの前で脅す。
・アルバイトの住所を調べて、家に行きプライベートを会社でばらす。
アルバイトのAさんは家をのぞき見されて恐怖を感じていました。
仕事をバックレに近い状態で即辞めたAさん
仕事上で我慢が限界に達したときに、無断で欠勤し携帯の電源を切ります。
もしも家の固定電話が鳴っても電話をとることはありません。
LINEが既読にならないように気をつけて音信不通になります。いわゆるバックレという方法です。
かんたんに仕事の辛さから解放されますが、かなりデメリットがあります。
職場の嫌なやつから逃げるためには仕方なかったのかもしれませんが、Aさんはバックレによって損失を出してしまいました。
退職のとき、もらうべき書類
離職票、雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票など元の会社からもらわないといけない書類はたくさんあります。
特に離職票は失業保険を申請するときに必要になる重要な書類です。失業保険はバカにならない金額がもらえますので離職票は必ず手に入れておきたいところです。
これらは会社に言えばもらえるでしょうが、バックレに近い状態で辞めた場合、会社に連絡を取ること自体がかなり勇気がいる行為になります。
会社の担当者に「今さら?」陰口の格好のネタになってしまうこと間違いなしです。
バックレという行為は、あとでそれ以上の代償を払うことになります。普通に退職届を出して円満に退職ることをめざすのが一番良いのですが、それを実行に移すのは勇気がいるものです。
また仮に実行に移したとしても、実際には退職の日の1ヶ月前に意思表示をしなければいけない会社がほとんどでしょう。
辞めるまでの1ヶ月、引き継ぎをしたり、退職理由を聞かれたりただでさえ居心地の悪い会社がよりいっそう不快な物になることは間違いありません。
「忙しいときに辞めるなんて」悪者にされてしまうこともあるかもしれません。
また、前述のように頭のおかしい同僚に絡まれていた場合は、その1ヶ月間に実生活にも影響が出てくる可能性があります。
余ってしまった有給休暇
有給休暇の取得もできません。有給休暇は6ヶ月以上会社に勤めれば、正社員アルバイト関係なく取得できる労働者の権利です。
有給休暇は直接賃金と交換することはできません。有給休暇を会社に買ってもらうという行為はできないのです。
しかしながら、いきなりバックレてしまうと有給休暇をすべて放棄してしまうことになります。
欠勤扱いになるということは、賃金が発生しないので有給休暇を放棄してしまうことになります。
これは実にもったいないです。もし20日間残っているとすると1ヶ月分の給与を捨ててしまうことになります。
同じように仕事をバックレに近い状態で辞めたBさん
Aさんがいなくなってからは、ターゲットはBさんに移りました。Bさんも我慢の限界に達するのは時間の問題でした・・・
しかし、同じようにバックレに近い状態で辞めたにもかかわらず、Bさんは状況が違いました。
あるサービスを上手に利用したからです。
辞めると決めたら相談しよう
最近有名になってきたサービスのひとつですが、退職手続きを代行してもらい円満退職に導いてくれる会社があります。
辞める意向を伝えることや、有休休暇の取得や各種書類の手配まですべておまかせで理想的な退職をすることができます。
代行会社に依頼した後は、その日から会社に行く必要はありません。
あとは、代行会社からの報告を待つだけで、退職に必要な手続きをすべて終わらせることができます。
退職にありがちなトラブルを回避することができるということで、人気があるこのサービスは、いろいろな業種に精通しているためにどんな仕事についていたとしても安心して任せることができるようです。
Bさんは10社以上もある退職代行サービスから、料金の安い、ニコイチという会社に退職代行を依頼したそうです。
料金など気にしないから、一日でも早く会社を辞めてしまいたいと思われる方も多いかもしれませんが、退職代行サービスを利用すると腐らせてしまうしかない有給休暇も請求できます。
今まで消化できなかった有休もたっぷりあるでしょうから、依頼の金額は、有休をきっちり取得することで相殺してしまいましょう。むしろプラスになるのではないでしょうか。
Bさんは、LINEやメール納得のいくまで無料相談を受けることができ、安心して任せることができたようです。
退職代行の専門家ですから、あらゆるケースを想定してメールの返信があったようですが、Bさんは家族にその文章を見せて退職代行を任せることを決めたそうです。
文章として相談内容が残るのはとても親切だと思いました。勢いで決めるのではなく、じっくりと考えることができます。
まとめ
ただただ仕事に集中したいだけなのに、どうしようもできない障害はどの職場にもあることでしょう。
内部に自浄作用が無いのであれば、外部に相談するのが解決の早道かもしれません。
職場を変えていきたいという気持ちも持てなくなってしまったときは、退職代行サービスを利用して時間を浪費せずに次へと進みましょう。
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