ロードバイク(クロスバイク)を使って脂肪を落とすときに気になるのはどれだけの距離を走れば良いの?ということです。
確実に正解なのは、「痩せるまで走った距離」なのですが、そんなことができれば現在進行形で肥満体型なわけがありません。
休息をとることに忙しい(動きたくない)デブにとって同じ距離を走るのならば少しでも効率よく脂肪燃焼したいものです。
ダイエットに自転車を取り入れるメリット
まずおさらいとして、ダイエットと自転車についてまとめておきます。
ダイエットには星の数ほど種類があります。
消費カロリー > 摂取カロリー
ダイエット論で、ここをすっ飛ばして「かんたんに〇〇するだけで痩せる」ということはありません。
運動系のダイエット方法でまず「消費カロリー」を増やしていく必要があるのですが、その中でも自転車はダイエットに効果的な運動のひとつです。
自転車がダイエットに効果的な理由の代表的な3つは次の通りです。
自転車は身体の負担が少ない
自転車はウオーキングやジョギングと違い、ハンドル、サドル、ペダルに体重を分散させて進みます。
デブがジョギングをすると膝が痛くなりますし、ウオーキングをすると股ずれをおこします。
サドルに座ってハンドルを持つということが、身体の負担軽減に役立っています。
自転車に乗れる人なら誰でもできる
自転車に乗れない人はほとんどいないでしょう・・・そして、長時間乗り続けることができます。
ダイエット目的の運動はある程度の時間を掛けないと効果が見えてきません、自転車なら長く乗っていることができます。
2時間ほどジョギングを続けられる人はそもそもデブではないですし、自転車なら脚を止めても進みますのでマイペースで2時間くらい乗るとしてもかんたんに続けられる人も多いことでしょう。
自転車はカロリー消費の効率が良い
自転車は楽に運動できる割に効率的にカロリーを消費することができます。
自転車は身体の中で最も大きな筋肉のひとつ、太腿まわりの筋肉をよく使います。
大きい筋肉を動かすことはカロリー消費に重要で、ビンディングシューズを使うなどすれば太腿の前後の筋肉をしっかりと使うことができます。
長距離を走るようになると、エネルギー切れにならないように補給の管理をしなければならないほどです。(エネルギーマネジメントといいます)
自転車に乗ることで基礎代謝があがる
自転車に乗り続けていると、必要な筋肉が鍛えられて基礎代謝があがってきます。
ここで食事制限をすれは、痩せるスピードが上がるのですが、サイクリングをした後の空腹は強烈なものがあります。
炭水化物を控えめにしつつタンパク質の補給を行って壊れた筋肉の修復に努めましょう。
食事制限までしなくてもこれだけで内臓脂肪の量はガクンと減り、生活習慣病などの予防になります。
空腹サイクリングのススメ
自転車がダイエットに適していることがわかったところで、さらに効率的なダイエットを考えてみます。
食事制限もしたくない、自転車に乗る時間もなかなか取れない・・・けれどもできるだけ脂肪を燃焼させたいというワガママなデブにオススメなサイクリング方法が空腹サイクリングです。
空腹サイクリングは朝起きてから朝食を摂らずに自転車に乗ります。
こちらに、朝起きて朝食を摂る前の遊離脂肪酸について書いています。
関連記事:脂肪を減らすには遊離脂肪酸を効率的に消費しながらサイクリングがオススメ
では、何kmくらい走るのがよいのでしょうか?
私は、サイクリングイベントで補給ポイントの間隔でありがちな25kmから始めてみました。時間にして1時間と少々といったところです。
空腹サイクリングのやり方として重要なのは、あまりスピードをださないということです。
もちろん気持ちの良いポイントがあればスピードを出してもかまいません。あくまでダイエットですから楽しければいいのです。
LSD(ロングスローディスタンス)のようなことはしなくても良いです。
LSDはベーストレーニングとも呼ばれ、毛細血管の拡張など基礎的な体力向上が見込めるそうです。
ただし、現在ではLSD神話は崩れつつあり、ロードバイク界隈ではそんな暇あったら他のトレーニングしましょうという流れになっています。
心拍計とにらめっこして走っても楽しくありませんので、LSDにこだわることはオススメしません。
身体に溶けだした遊離脂肪酸を消費するのが目的です。できるだけ補給無しで長距離を走りましょう。(重要!!水分は摂ること)
私は、50km(2時間強)が補給無し(糖質無しの水分は摂ります)で走れる限界です。走り終えるころは強烈な空腹感に襲われます。
空腹感には個人差がありますので、絶対に無理をしないように短い距離から始めましょう。
走り終わった後は、筋肉をエネルギーに変換してしまわないように、タンパク質の補給をしておきましょう。
効率的な自転車ダイエットのまとめ
運動してダイエットをしようとすると、行う運動のカロリー消費だけを気にしてしまう人が多いように感じます。
消費カロリーも大切ですが、その消費したカロリーのエネルギー源はどこから来たのかにも気を配ってみませんか?
腹ペコの状態で、食べるお肉は美味しいですよ。
正しい食生活とほどほどの運動を日々の生活に取り入れて、健康的に楽しくダイエットしていきましょう。
ロードバイクに乗ると痩せるのか?という質問をよく受けるのですがこう答えます。
「食べる量が今までと同じならば確実に痩せます!」
走行前に炭水化物(糖質)を摂らずに、走行後にタンパク質を摂りましょう。というのが空腹サイクリングの基本ですが・・・
サイクリングイベントでは楽しく走るために、エネルギー源となる炭水化物と糖質を走行前に摂っておきましょう。