24時間営業している、羽田空港国際線ターミナルは空港野宿にとても快適な空間です。
とくに飛行機の早朝便に乗られる方は、早めに到着して時間を調整する事もあるでしょう。しかし飛行機に乗る予定がなくても、自由に空港で快適な夜を過ごすことができます。
空港野宿に慣れない方でもかんたん快適に過ごせる、羽田空港国際線ターミナル空港野宿のオススメポイントを紹介します。
羽田空港国際線ターミナル
24時間営業しているのは、国際線ターミナルです。
モノレール、京急線で国際線ターミナルに行く場合、ともに国際線ターミナル→国内線ターミナルの順番になりますので国内線ターミナルのひとつ手前で下車します。
国内線の第1ターミナルと第2ターミナルは夜中に行くと、警備員に追い出されますので間違えないようにしましょう。
第1ターミナル内のファーストキャビンに宿泊すると誰もいない夜中の空港を楽しめます
寝顔を見せたくない方はこちらをご覧ください。
5F展望デッキ
5F展望デッキは、飛行機や夜景を見ることができとてもロマンティックな空間です。自動販売機もあり、夏場の野宿でも水分補給は万全です。
ただし、カップルが多いときは微笑ましくてよいのですが、若者グループが大声で盛り上がっている事があります。
その時はおとなしく他の場所に移ったほうが無難でしょう。
ボックス席のような所もあります。ここを確保すれば快適な夜が過ごせそうですが、席数が少ないため熾烈な席取り合戦に勝利する必要があります。
冬場は凍死の恐れがありますので室内で睡眠をとりましょう
5Fレストラン&ショップエリア
展望デッキ近くのエリアになります。羽田空港野宿で一番のオススメスポットになります。
警備員も巡回しており、治安が悪いのか良いのかよくわからないエリアです。私はいつもこのエリアで野宿をしています。
天井の装飾もおしゃれで、見ず知らずの旅人たちが仲良く熟睡しています。空港野宿してよかったと思う瞬間です。
このエリアがオススメな理由のひとつが使いやすいコンセントがあることです。分配器を準備しておきましょう。
コンセント前のベンチを確保しました。大人ひとりが足を伸ばして寝ることのできるスペースがあります。
やはりコンセント前は競争率が激しいです。床で睡眠を取るツワモノもいますが、固い床で寝ると疲れが取れませんのでどうしても充電したい場合は2F、3Fのコンセント付きのベンチに移動しましょう。
昼間はおしゃれなショップが開店しているスペースも、このような状態です。
ここは円形のソファのためまっすぐ寝ることができません。そのため誰もいないことが多いのですが、この日は団体客が寝床を確保されていました。
4Fレストラン&ショップエリア
4Fには24時間営業の飲食店が数多くあります。ほとんどのお店がガラガラなので寝床を確保できなかったら飲食代金はかかりますが時間をつぶすことが可能です。
深夜の江戸小路です、赤い長椅子で睡眠を取るのがこのエリアのスタイルです。寝床がかたいことと少し不安定なため、私はこのエリアで睡眠を取ったことはありません。
日本橋の下で寝る事も可能ですが、赤い長椅子で寝床が硬いことと、意外に競争率が激しいため確保が難しいエリアです。
24時間営業の飲食店は4Fに集中しています。手前から、羽田食堂、吉野家、MOSSカフェになります。比較的なじみのあるお店が多いためかこの反対側のベンチは多くの人でにぎわっています。
3F出発フロア
祈祷室があります。私はイスラムではないので中に入ることはしませんでした。
中をのぞいてみると、スマホの中に神様がおいでになるのでしょうか?膝を立てて座り、片手スマホで、スマホの神様にお祈りを捧げている方がいらっしゃいました。
祈祷室の前のベンチは、ヒジャブを着用した女性が多かったような気がします。ただし祈祷室前のベンチは肘掛があるため、足を伸ばして寝ることはできません。
3Fはベンチの数が少ないために、野宿には向いてないエリアかもしれません。
2F到着フロア
2Fは野宿しやすいエリアです。
肘掛のないベンチの数が多いこと、ベンチにコンセントとUSBが備わっているためです。
シャワー室とタリーズコーヒーがあります。コンセント争奪戦に敗れた場合はタリーズでコーヒーを飲みながら充電すると良いでしょう。
24時間営業のシャワー室でさっぱり汗を流すことができます。
1Fエントランス
1Fエントランスは、意外に夜中も人の出入りが多いため野宿には適していません。
防犯の面も気になってしまい、安心して眠ることはできませんでした。
冬場は少し寒いです。
空港野宿就寝中荷物の管理
私は空港のベンチで熟睡できて、床にiPhoneを落としていても気づかないこともありました。それくらい羽田空港は快適なのですが、盗難の備えは大切です。
簡易なものでよいのでワイヤーロックを準備しておくと、目が覚めたときにドキッとしないのでオススメです→【指紋認証】旅行中の荷物の管理に鍵の要らない中華製南京錠を購入してみた
まとめ
快適な野宿ができる、羽田空港国際線ターミナルいかがでしたでしようか。野宿マニアの方には物足りないかもしれませんが、野宿初心者の方は楽しさを堪能していただけます。
もちろん本来の使い方である早朝便出発前の仮眠にも最適です。
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