将来のために投資を始めたい。
投資対象として株とFXどちらがいいか悩んだことはありませんんか?
どちらも老後資金のために避けては通れない投資対象です。
結論から言うと、株から始めたほうがいいでしょう。
その理由を書いていきたいと思います。
最後に初心者はこのFX会社がオススメとかありませんので、ご安心ください。
FXと株、簡単なのは?
「FXと株はどちらがかんたんなの?」よく質問を受けますが、このふたつはまったく投資対象が違います。
まずは違いを比べてみたいと思います。
株とFXとでは投資対象・変動要因が異なる
上場企業が、事業活動を行うために必要な資金を集める方法に株式の発行という手段があります。
企業が成長することによって、株式の価値は上がっていくため成長が見込める企業を選択して投資を行えば、右肩上がりに株式の価値は上昇していきます。
すなわち株は企業の業績などのミクロ経済の影響を多大に受けることになります。
FXはForeign Exchangeの略です。日本語にすると「外国為替証拠金取引」と言われ、通貨に投資を行います。
具体的には、1ドル105円のときに円でドルを購入して、1ドル110円になったときにドルを売って円に戻すと、5円の儲けということになります。
通貨は国同士の綱引きのようなもので、バランスがとれている国である限り一定の範囲で行ったり来たりを繰り返します。
レンジ相場といわれています
アメリカと日本であれば、ここ最近では70円から140円といった感じで推移していますので、株式と違い10倍になるようなことは考えにくい状況です。
また、国力に差がある新興国通貨は価値が下がり続ける可能性がありかなりハイリスクな投資となります。
FXは各国の金利政策・要人発言などのマクロ経済の影響を受けてることになります。
株は企業・ミクロ経済に投資
FXは通貨・マクロ経済に投資
初心者はまず株に投資すべき理由
ここからは冒頭で初心者が最初に投資するのならば株なのかFXなのか?という問いに株が良いと答えた理由です。
まず、株とFXは変動要因が異なり、直接の相関関係があるわけではありません。そのため最終的には投資のリスク分散のために両方投資することが望ましいです。
しかし、投資の初心者が分散投資をしても満足のいくような投資の結果が得られるとは思えません。
少ないタネ銭をまず増やさないことには投資の幅に制約が出てしまいます。
株式は、選択する企業を間違えなければ将来にわたって右肩上がりに成長していきます。
このスクショはまだドコモが株式分割をする前、一株15万だった頃にコツコツ買っていた物の現在(2019年)の様子です。
何も10倍になる銘柄を探さなくても、ドコモのような潰れそうにない企業を選択して20年近くほったらかしていたらこうなりました。
資金効率は悪いかもしれませんが、ここまでの金額になると大きく勝負をする必要はありません。(セミリタイヤ、老後資金を目指すなら)
FXは株である程度の金融資産を作ってから初めても遅くはないでしょう。
なぜならば、証券会社によっては株式を証拠金として差し入れることによって株式の配当を貰いながらFX投資を行うことができるからです。
関連記事:【初心者FX】塩漬け株や配当目的の長期保有株を証拠金代用株式として有効活用して資金効率をあげよう
まとめ
これから投資をはじめるならば・・・という前提で思ったことを書いてみました。
「同じカゴに卵を入れるな」という格言があります。
卵の数が少ないうちに、カゴばかり増やしていては効率が悪いです。
5年くらいで資金が回復できるのならば、卵が割れてもいいのではないかと思っています。
10年に一回ぐらいは、相場の転換点があり、入れた卵が大きく増える可能性があるからです。
まずは株式で資金を増やしてみてはいかがでしょうか?
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