ここ最近、ゲレンデでも必ず見かけるようになった「MOSS SNOWSTICK」の中からPQ60(PERFORMANCE QUAD 160)を購入しました。
MOSS SNOWSTICKの板はパウダーボードの中では比較的安価で種類も豊富です。
ソールの材質が悪いとか、したり顔で語られていますが、ホビーライダーが気にするレベルではないでしょう。
パウダーボードの入門メーカーとして、あらゆる地形遊びに応えてくれるメーカーとして、MOSS SNOWSTICKをオススメします。
【スノボ初心者】MOSS SNOWSTICK購入した6本をブログレビュー、パウダーだけでない楽しみ方とは
MOSS SNOWSTICK PERFORMANCE QUAD 160
もともと、
圧雪バーンから不整地に飛び込んでパウダーを堪能した後に、そのままのスピードを維持して圧雪バーンに戻ってカービングで切っていく・・・
そんな滑りが好みでした。
PQ60は前から気になっていたのですが、見た目の勝手な思い込みで購入を避けていました。
近くのゲレンデで試乗会があることを知り、PQ60を試す機会がありました。
試乗してみると、イメージとは違いカービングを切っていくことが容易でスピード域が高いことに驚きました。加速が速いため、かんたんに楽しいスピードに乗せることができます。
MOSS SNOWSTICKは試乗会でもボードが豊富に準備されています。
基本的に前年モデルのカラーリング変更のみで、販売を継続していますので気になる板があれば試乗会に参加されることをオススメします。
MOSS SNOWSTICK PQ60の加速とスピード
私は体重が100kgあるため、スピードはどんどん上がっていくのですが、PQ60はそのスピードに乗っていくまでの時間が短いように感じます。
すぐにターンを始めることができ、遊ぶ時間が増えたように感じるほどです。
ターンもスピードを維持したまま切っていくことができるため、パウダーボードを一本だけ購入するとしたら、MOSS SNOWSTICKのラインアップの中ではPQ60がいちばん汎用性が高いと思われます。
MOSS SNOWSTICK 肥満と中年とPQ60
肥満体型でスノーボードをするということは、健常者が受ける位置エネルギーとは比べものにならないほど影響があります。
PQ60は、体力が削られていくのがハッキリわかります。楽しくてついオーバーペースではしゃいでしまうのが原因です。
不整地でも圧雪されていても、大回りでも小回りでも、すべてかんたんにこなすことができます。
有効エッジは1210mmあり、アルペンモデルのAPシリーズは別格として、スワローテールのSWシリーズに次ぐ長さになっています。
MOSS SNOWSTICKの中では、APPTがお気に入りで常用することが多いのですが、APPTに迫るカービング性能(所有ボードの中では)はるかに楽しい不整地での取り回しをPQ60は感じることができます。
PQ60はAP67と同じフイッシュテールの形状をしています。
AP67ではターンの後半でラインを変えることが難しく感じますが、PQ60ではそのようなことはなく、ターン弧を変えることに苦労することはありません。
ハードブーツで体力温存するのなら、APPTという選択もあります。
MOSS SNOWSTICK PQ60のチャンネルについて
PQ60のテールのソール面は特徴的な、チャンネル構造になっています。
サーフィンのことはよくわからないのですが、サーフィンのような後ろ足でコントロールするときにサーフィン感覚になるようです。
このチャンネルは、ザラメなど春先になってくると効果が出てくるそうで、シーズン後半でもPQ60は活躍できそうです。
新品状態のPQ60は、チャンネル部分にサンディング加工がされていないため、サンディングを自分自身もしくは、ショップで行う必要があります。
写真の左側はサンディング加工を行っています。右側は購入時のままです。
少しでも安価に販売をするために無加工で生産ラインではサンディング加工を行わないそうです。
チャンネル部分のサンディング加工
サンディングは耐水ペーパーでかんたんに行うことができます。
耐水ペーパーの150番と320番を準備して水研ぎをするだけです。最初に150番、次に320番と研いでいきましょう。
ノーズからテール方向にサンディングしていきます。ソール面がザラザラしなくなったら終了です。
ワックスをしっかり入れておきましょう。なだらかなRがついているためスクレイパーは柔らかいものが使いやすいです。
私は240番と1500番の耐水ペーパーしかもっていなかったのですが気にせず、テレビを見ながらのんびり研ぎました。
サンディング加工が終わったら、ワックスをたっぷり浸透させておきましょう。
安価なもので充分です。
MOSS SNOWSTICK PQ60のスタンスとアングルについて
・スタンス幅 520mm
私の身長174cmで、スタンス幅520mmはすこし狭いかもしれません。アルペンボードも520mmで乗っています。
・スタンスアングル F30° R15°
スイッチはしません、パウダーとフリーランメインで前に進むことのみを考えたスタンスアングルとしています。
まとめ
形だけで拒否反応をおこしてしまいそうですが、意外にゲレンデで大活躍しそうな性格の板です。
ゲレンデのどこに行っても楽しめる板ですし、周りに後れを取ることもありません。
一本だけしか持っていけない状況のときなどPQ60は頼りになるでしょう。
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